これからのドライバーの必需品「Norshire Mini Tire Inflator」
タイヤの空気は定期的に膨らませておかなければ、車の燃費にも大きく影響するだけでなく、パンクなどの自動車トラブルや事故のリスクを大きく低減させてくれるため、できるだけ高い頻度で面倒を見てやる必要がある。
ただ、自転車の空気入れとは違い、自動車のタイヤの空気入れはもう少し大掛かりになってしまう。そのため人間一人で空気を入れるのは難しく、専用の器具も必要になってくるため、大掛かりになってしまうことも少なくない。
そのようなハードルの高さがタイヤのケアを怠らせてしまうのだが、香港で開発された「Norshire Mini Tire Inflator」は、誰でもいつでも一人でタイヤに空気を入れられる画期的なポータブルアイテムだ。
空気入れをより身近で使いやすく
自動車用の空気入れといえば、電動ドリルなどのようにやや大型で、大きな騒音を発するタイプのモデルが多い。確かに車に積んでおくことはできるが、都市部に住んでいる場合は夜間などにメンテナンスをするとなると騒音を気にする必要があり、時間を選ぶ必要が出てくる。
また、最近ではカーシェアリングが大きなトレンドとなっているため、必ずしも自動車をよく利用する人が自家用車であるとは限らない。そのためいくらコンパクトとはいえ、カバンほどのサイズのある空気入れを持ち歩くことも少し無理のある話となっているのだ。
そこで活躍するのがNorshireのミニインフレーターである。こちらはまるで自動車向けの空気入れとは思えないほどのコンパクト性を実現しており、その大きさは片手に収まるほどだ。
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モデルには二種類存在し、バッテリーレスのタイプは全長15センチ、バッテリー付属タイプでも20センチとなっているので、ポケットやカバンの隙間に差し込んでおくことができる。
車に置いておく場合でもスペースを取らず、持ち出しも容易なため、車の乗り換え頻度が多いカーシェアリングユーザーにも嬉しい仕様と言えるだろう。
スマートデザインで老若男女を問わず使える一台
ボタンを廃したスマートなデザインが魅力のNorshireだが、その性能も見た目通りのスマートなものとなっている。一度本体を起動すると、タイヤの空気圧を自動的に検証してくれ、必要な空気の量を計算して注入を開始する。
そして必要な量の空気の注入が終われば自動的に機能を停止するので、空気の入れすぎや少なすぎによるアンバランスを防ぐことが可能だ。空気入れ本体も小型とはいえかなりのパワーを消費するため、熱を帯びてしまいやすいが、外気温を計算しながら駆動するので、オーバーヒートによる故障も自動的に防ぐことができるようデザインされている。
電圧や空気圧、そして本体の温度に問題が万が一生じた場合でも、アラートで問題を報告してくれるので、見落としてしまう心配もないだろう。
使い方は非常にシンプルで、基本的にはコネクターを注入口に差し込むだけで完了だ。あとは自動的に本体が空気を調節してくれるので、車に慣れていない人でも気軽に利用することができる。
また、空気を入れるスピードもサイズからは想像もできないほど高速で、毎分3万回転で10~17リットルもの空気を注入してくれる。そのようなパワーを持っていながら騒音はほぼ発生せず、高い密閉性を実現していることで、駆動音で悩まされる心配はないだろう。
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実際にインフレーターを使用している様子は、以下の動画から確認することができる。
利用に際して安全性にも配慮がなされており、気温は-20度から75度までの環境で耐えることができる。多少気候が極端な地域であっても活躍が期待できる。
Norshire Mini Tire Inflatorは現在Kickstarterで注文を受け付けており、バッテリーレスモデルは1台当たり5,000円、バッテリーモデルは7,600円ほどで購入することができる。バッテリーモデルは車のシガーライターでも充電が可能なため、1つ備えておけば安心すること間違い無いアイテムとなっている。