MacBookのアダプタをより便利に「HubCase」

パソコンは今や誰にとっても不可欠の生活必需品となっているが、中でも人気なのがMac系統のデスクトップやラップトップだ。

特にMacBookユーザーは徐々に増加しており、街中でラップトップを広げている人の大半はMacBookを使用している。

価格相応にスペックが安定しているMacBookだが、同時に弱点もある。例えばケーブルを差し込むことのできるアダプターの少なさは、MacBookシリーズに共通したネックとなっており、持ち運びが便利な分、拡張性にはやや劣る点が不便に感じることもある。

コネクターの数が足りず、外部出力や入力をメインに稼働させたい時には難儀してしまうことも多いものだが、「HubCase」があればそんな問題も解決することができそうだ。

従来のハブとHubCaseの違い

アメリカはカリフォルニア生まれのHubCaseは、MacBook Proに特化したアダプタ付きプロテクターとなっている。モデルは一般的な13インチのMacBook Proで、底部にぴったりと装着させて運用することができる。

HubCaseはUSB-Cコネクタと接続させて運用するタイプのUSB-Cハブとなっているが、特徴的なのは完全にUSB-Cと密着して運用することができるという点だ。

USB-Cハブ自体はそこまで珍しいものではなく、これまでも様々なメーカーから販売されてきた。だが、大抵のハブはケーブルによる接続が主流となっていたため、これが大きなネックとなっていたのである。

けぶる接続は型を選ばないため汎用性が高い一方、ケーブルでぶら下がった状態での接続となるため、ケーブルやコネクターに負担がかかったり、持ち運びの際にいちいち外して使用しなければ破損させてしまうこともある。

MacBookのアダプタをより便利に「HubCase」

単純にかさばってしまうことも挙げられてきたが、HubCaseはこういったタイプとは違い、完全に密着した状態での使用が可能となっている。そのため、ケーブルが飛び出して使い勝手に困ることもないため、いつも通りのMacBookの使い勝手を維持しつつ、耐久性と拡張性を向上させての運用ができる。

HubCaseから接続できるアダプターは多岐にわたる。USB-Cはかなり汎用で、通常のUSB-Aへの変換や、HDMI、SDカードの読み込みなど、全てを一手に引き受けることができるものの、差込口が1つしかないのであれば、それらは別々に行わなければならない。

だがこのハブを利用すれば、1つの差し込み口から複数のケーブルを接続させることができるので、プロジェクターに映像を映しながらSDカードを読み込むといった、器用な使い方が可能になる。今まで日常的に拡張性の高い使い方をしてきたMacBookユーザーにとっては、嬉しい機能となるだろう。

ケース一体型で高い耐久性も確保

HubCaseに付属するコネクターは、USB-Cが2つ、USB3.0が2つ、HDMI、ユニバーサルSD、マイクロSDが各1つづつという充実した内容となっている。USB-Cも2つコネクタが追加された状態で通常通り利用することができるので、ここから充電を行うことも可能だ。

MacBookのアダプタをより便利に「HubCase」

HubCaseのもう1つの特徴がケース本体である。こちらは耐衝撃や傷に特化したヘビーデューティなケースとなっており、MacBookに密着して装着させることで、ケース本体がラップトップをきずつけてしまう心配もない。

プロテクターはMacBookの四隅もきちんと保護しているなど、傷が入ってしまいやすい箇所はほぼカバーすることに成功している。加えてアダプタ部分もケースと一体になっているので、アダプタ部分に負荷がかかることでそこだけが破損してしまう心配もない。

また、落下の衝撃も大きく吸収してくれる効果が期待でき、テーブル程度の高さからの落下ではMac本体にダメージが入ることはほぼない。加えて、衝撃が与えられやすい部分には分厚い加工が施されているので、長期間の使用にも十分に耐えてくれるだろう。これ一台で、スリーブや保護パッドの役割も果たしてくれるのはありがたい特徴だ。

HubCaseは現在kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり81ドルで購入することができる。発送は世界各国に対応しているため、日本からの注文も可能だ。