誰でも気軽に高性能なセキュリティカメラを入手「Litmor Battery Cam」

セキュリティへの注目は、今や企業や政府といった大きな組織だけでなく、家庭でも高まりを見せつつある。同時に家の中のIoT化が進んだことで、高性能のセキュリティを備えることも難しくなくなってきている。

ただ、比較的個人でカメラなどのセキュリティデバイスを導入するのが金銭的に簡単になったとはいえ、価格としては依然として決して安いものではない。ましてIoTにも対応する最新型のモデルとなると、カメラそのものが貴重品になってしまうほどの値段になることもある。

「Litmor Battery Cam」はそんな高機能のモデルを安価に利用できることを目標に設計されたセキュリティカメラで、高いセンシティビティと耐久性を備えていながらリーズナブルなプロダクトとなっている。


防犯カメラとしての高いパフォーマンス

防犯用のカメラがまずなんといっても必要としているのは、その画質である。カメラの目的は何かが家の周りで起こった際に映像記録として残しておくだけでなく、リアルタイムで監視している場所の様子を確認するために使う。

Litmor Battery Camは1080pのHD画質で映像を捉えられるだけでなく、夜間は白黒のナイトヴィジョンモードで記録することができる。夜は特に犯罪やトラブルが起きやすい時間であるため、一層の警戒が必要になるのだが、安価なカメラの場合は画質が低く、夜間の撮影はめっぽう弱いということも珍しくない。このカメラなら24時間、どのような時間帯でも活躍が期待できるだろう。

また、単に映像が高画質で記録できるだけでなく、カメラが捉えたオブジェクトが何かを認識するAIも搭載されている。今家の前を通り過ぎたのは人か、動物か、あるいは車かなどを瞬間的に把握し、もし家の方へ近づいてくることがあれば、アラートを通知すべきかどうかも自動的に判断することができる。

誰でも気軽に高性能なセキュリティカメラを入手「Litmor Battery Cam」

安価なカメラのセンサーは、単に動くものとそうでないもののみを区別し、不用意に近づいてくる物体があればなんでもアラート警報を出してしまうなど、精度の低さが目立ってしまうことも珍しくなかった。Litmor Battery Camであれば不用意にアラート通知が送られることもないため、ストレスも少なく済むだろう。

Litmor Battery Camはワイヤレスで動作するセキュリティカメラで、有線接続の必要はない。それだけでなく、Wi-Fiを通じてAlexaやGoogle HomeといったAIアシスタントも活用することができる。

スマートスピーカーを通じてカメラのオンオフを切り替えることができるだけでなく、異常を検知した際に自動でアラームを通知するといった連携を取ることが可能だ。IoTはできるだけ多くのデバイスが接続されていることでその真価を発揮するものだが、Litmor Battery Camももれなくその一員となってくれるだろう。

いつでもどこでも頼れる存在

Litmor Battery Camは屋内外を問わずどこでも設置することができるよう、IP66規格の防水仕様となっている。安価なカメラであれば天候の影響でショートしてしまうこともあるが、こちらのカメラはそのような心配をせず、必要な場所へ確実に設置することが可能だ。

誰でも気軽に高性能なセキュリティカメラを入手「Litmor Battery Cam」

カメラの設置方法は様々で、ネジで固定したり、シールで貼り付けたり、木や屋根に引っ掛けて吊るしておくなど多様だ。状況に応じて必要な方法を確実に選ぶことができる。

また、充電も1年に一回ほど行うだけでフル活用することができるので、頻繁な充電を意識する必要はない。バッテリー残量が少なくなれば自動的に通知がスマホへ送られるようになるので、いつの間にか充電が切れていたというアクシデントは回避できるだろう。

Litmor Battery Camは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり60ドル程度で購入することができる。このセットにはマウントやチャージケーブルなども付属しており、購入してすぐ設置することができる。

また、価格は買切り制となっているので、月額料金も無料で使い続けることができる。