USB-Cで使える多目的チャージャー「Mogi」

電子機器をいくつも持ち歩きながら生活している現代人にとって、充電器は食事の次に大事なアイテムになっていると言えるだろう。どれだけ優れたスマートフォンなどを使っていても、バッテリーが切れてしまえばまるで使い物にならなくなってしまうためだ。

そして、私たちの生活はそういったスマホなどの電子機器にあらゆるツールを一元化するよう変化してきている。ICカードやクレジットカード、さらには家の鍵や身分証明も、スマホやスマートウォッチで行うようになってきているのだ。

そのため、必然的にスマホへの負荷もこれまで以上に大きくなっており、バッテリーの消費量も増加傾向にある。バッテリーの小型化、大容量化が進んでいるとはいえ、使用量も増えているためにその恩恵は実感しにくいものだ。

「Mogi」はそんな電力不足に悩む人たちに向けて開発されたマルチ充電器で、USB-Cコネクタに接続して充電が行えるだけでなく、そのほかの用途にも使える多目的コネクタとしても活躍する。

USB-Cをもっとマルチタスクに

Mogiは基本的に、USB-Cポートに接続して効果を発揮するコネクターだ。この規格は特にAppleが好んで使うタイプで、MacbookやiPhoneなど、現在はハードウェアの接続端子として積極的に採用されている。

そのためMogiはApple製品と相性が良く、まずMacユーザーにとっては強い味方となるだろう。

Mogi本体にもType-Cコネクターが用意されているため、ここに充電ケーブルを差し込めば、Mogiを経由して充電を行うことができる。Mogiと換装するために、いちいち付け替えなければいけない手間は大きく削減されるだろう。

そしてMogi表面には、Apple Watchに特化したワイヤレスチャージャーも備えられている。いわゆる置くだけで充電してくれるタイプのチャージングシステムで、コネクターを圧迫することなく充電可能なのは嬉しい。

2時間の充電でゼロから100%まで充電できるという、チャージ効率の高さも魅力である。

また、USB3.0のコネクターも2つ備えているため、そこから充電を行うことはもちろん、USBメモリやその他接続ケーブルをそこに差し込むことでラップトップと接続することが可能だ。

最新のMacbookなどは、USBコネクターが1〜2個しか用意されていないということも珍しくない。そのため、Mogiを使ってUSBの穴の数を増やすことができるのは、地味だが嬉しい点と言えるだろう。

USB-Cで使える多目的チャージャー「Mogi」

Mogiは4KのHD映像を出力するためのコネクターも備えている。ここにプロジェクターやほかのディスプレイの端子を接続すれば、そちらへと映像を流すことも可能だ。

本体によっては4K用の端子を備えていないこともあるため、Mogiによって拡張された昨日は、積極的に活用していきたい。

スマホの端子もより豊かに

また、ラップトップではなくスマートフォンに接続すれば、スマホで出力される映像を大画面で楽しむこともできる。ラップトップ以上に端子が限られているスマホの接続を、Mogiはしっかりとアシストしてくれることになりそうだ。

その横にはさらに、イヤホンジャックも備え付けられているので、映像から音声まで、あらゆる出力をMogiに任せてしまうことができるだろう。

Mogiはサイズもコンパクトで、手のひらサイズほどの大きさしかない。自宅やオフィスでの使用はもちろんのこと、外出時の持ち出しはお手の物となっているため、カフェでの打ち合わせや出張先など、普段とは違う環境でも同じパフォーマンスをしてくれる。

ラップトップやスマートフォンを持ち歩くときにはいつでもどこでも持ち歩きたい一台となるだろう。

USB-Cで使える多目的チャージャー「Mogi」

鏡面仕上げになっている本体は、どこにでも馴染み、ちょうど良い存在感を放ってくれる。いわゆるガジェットらしい大きめのデザインではなく、スリムなフォルムになっているので、やたらと目立ってしまう心配もないだろう。

Mogiは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり49ドルの出資で本体を購入することができる。

価格も相応にリーズナブルなため、気軽に購入できるのはアクセサリーとしては嬉しいところだ。