身近なお年寄りに何かあっても安心「Sunrise」

少子高齢化は先進国全体で問題視されているが、日本は特にこの問題が深刻化しつつある国でもある。近いうちに日本人口の過半数は高齢者になると言われ、それに伴い公共サービスや社会保障の拡充、認知症治療などの医療の発展など、多くの課題が山積している。

ただ、どれだけ社会的には高齢者に優しいシステムが形成されても、突発的なアクシデントは個人レベルの努力で防がなければならない面も大きく、各家庭でお年寄りに優しい場所作りを行っていかなければならない。

「Sunrise」はそんなお年寄り向けに開発されたスマートセンサーの一種で、万が一のアクシデントの際にはすぐに対応ができる環境作りに一役買ってくれる。

家の中でのアクシデントに備えて

歳をとることによる人間の変化として最も大きいのは、身体機能の低下である。耳が遠くなったり目が悪くなるといった五感の低下もそうだが、筋力が落ちたり、反射神経が鈍くなってしまうのも老化による変化の一部である。

ただ、身体が老化したからといって心まで老いてしまうとは限らない。シニア層の人でも好奇心が旺盛で、定年後の余暇を思いきり楽しみたいという人は多く、心が若いあまりに時として無理をしてしまうこともあるものだ。

そのため、必然的にそういった人たちの健康リスクは大きくなってしまい、些細な運動でも自分の身体の変化を見誤り、思わぬ怪我を負ってしまうこともある。些細な怪我であっても、そもそもの回復能力も落ちてしまっているため治りが悪く、入院に至ってしまうこともある。

また、何かアクシデントが起きたとしても、自力で周りに助けを求めたり、病院へ行くことができればいいのだが、体が弱っていると自分で対処をすることが難しくなってしまう。そのため他の人に助けてもらうのを待つ必要も時としてあるものだが、Sunriseはそんなアクシデントをいち早く家族や近所の人に伝えるためのプロダクトだ。

身近なお年寄りに何かあっても安心「Sunrise」

Sunriseは、普段の使用時にはテーブルランプとして活躍してくれる。程よい光量で部屋を照らしてくれるが、要介護者が装着する専用のブレスレットと連携し、装着者が転倒した時などの際にはSunrise本体がそれを感知してくれる。そしてあらかじめ登録してあった家族や、近隣の住民にアラート通知が行き、迅速に帰宅したり救急車を呼ぶといった措置を行うことができる。

このセンサーはSunrise本体となるランプから半径15メートルまでを感知範囲としており、大抵の家庭であれば、家の中にいる装着者の安全を常に管理しておくことができる。

マイクやカメラなどを家の中に設置する必要がないため、余計な出費を抑えることができるだけでなく、装着者やその他の家族のプライバシー保護にも役立つだろう。

装着者にも優しいデザイン

Sunriseのセンサーはブレスレットとして腕に身につけるだけでなく、ネックレスやブローチとしても装着できる他、単純にカバンやポケットに入れたり、ベルトに装着しておくこともできる。装着者の好みやライフスタイルに応じて、好きに身につけることができるだろう。

身近なお年寄りに何かあっても安心「Sunrise」

Sunriseのセンサーは、装着位置の高さを計算し、急激に高度が下がったことによって異常を検知する。そのため、例えば靴紐を結んだり、低い場所に置いてあるものを取ろうとしただけではむやみにアラートを通知してしまう心配はない。

このセンサーは高度のみでアクシデントか否かを判断する高いレベルの技術となっており、内部からは高周波を発することで建物の壁などを通過して装着者とSunriseランプ本体を結びつけてくれている。この高周波が装着の身体に悪影響を与えてしまう心配はなく、ハッキング被害のリスクもない。

Sunriseのセンサーのデザインは現在のプロトタイプがほぼ完成形となっているが、ランプに関してはまだ回z年お余地があるとされている。正式リリース時にはより安全で、嬉しい気持ちにさせてくれるようなデザインにしていきたいという。

Sunriseは現在Kickstarterで出資者を募っており、3万円程度の出資で本体セットを一台購入することが可能だ。