アナログからデジタルまで、スキャンのことならこれ一台で。「CZUR」

インターネットや電子書籍、Wordなどの電子文書が今では一般的になったものの、だからと言って紙媒体に全く触れなくなったかといえばそういうこともない。現代でも紙の本は毎年何冊も出版されているし、イラスト集など美術関係の本はむしろ大判の紙で出版されたものの方が重宝される。

また、昔の情報をあたる際も電子化されていないものを参照にする必要があるため、本を使うときがあるものの、できれば他の情報と同じくデジタル化してラップトップやタブレットに保管しておきたいものだ。

そんな時に活躍してくれるのがスキャナーの存在だが、デンマークで生まれた最新スキャナーの「CZUR」は、高速かつ精密、それでいて汎用性の高いモデルとなっている。

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形状から刷新された最新型スキャナー

従来のスキャナーといえば、インクジェットプリンターほど大きな筐体ではないにしても、平面状の機器で使用にはある程度のスペースを要するものだった。スキャナーを頻繁に使うことは一般の家庭では少ないため、使用の度に本体を出し入れするのは面倒で、それが億劫で購入をためらってしまう人も決して少なくない。

そのようなスキャナーの問題点を解消するべく、CZURはまずその形状が独特のデザインとなっている。一見すると電気スタンドのような見た目だが、下部にスキャンしたい本やテキストを設置することで、驚くほど速いスピードでスキャニングをおこなってくれる。

CZURは使用していないときは折りたたんで保管しておくことができるので、従来の平面型のスキャナーに比べて保管しておくのにも利便性が高い。これまでのスキャナーはそのまま机や地面に設置しておく事が前提となったデザインであったため、CZURは一般家庭にも優しいスキャナーと言うこともできるだろう。

アナログからデジタルまで、スキャンのことならこれ一台で。「CZUR」

重量も1.5キロと軽量で、誰でも手軽に移動させる事ができる。たとえ常にデスクの上に置いていないにしても、楽々保管場所から持ち運んでくる事ができるのは魅力的だ。

光源から離れているデザインとなっているCZURだが、スキャン速度は見開き1ページあたり2秒と非常に高速だ。たとえ300ページの本であったとしても、ものの20分もあれば全てスキャンしきってしまうため、一般家庭での利用はもちろんのこと、文書を多くスキャンする必要のある教育・研究機関などにおいても非常に重宝することになるだろう。

アナログからデジタルまで、スキャンのことならこれ一台で。「CZUR」

従来のスキャナーのようにトレーを開けたり閉じたりする必要もないので、スキャン作業そのものの手間も大幅に削減できることになるはずだ。

紙のサイズはもちろんA3サイズまで対応している。大判の画集などでもしっかりと一回のスキャンで行う事ができる。

文書読み取り機能も次世代の性能に

また、全187の言語の光学文字認識機能にもCZURは対応している。PDFファイルなどに変換する際文字認識機能がなければ単なる画像データとしか反映されないのだが、スキャンデータを文字として認識させる事ができればその後の取り扱いの手間も大幅に解消される。スキャン速度だけでなく、データの最適化にも役立ってくれるのは嬉しいポイントだ。

そして、CZURは内部にAIによる認識システムを搭載しているため、スキャンの精度を従来よりもはるかに高めることに成功している。

これまでのスキャナーではトレーによって本を平面状にし、しっかりとスキャナーが紙面を読み込めるように工夫する必要があったが、CZURはスキャン対象の文書の形状をあらかじめ認識し、本などをスキャンする際に発生する微妙な角度のズレなどを、内部で自動的に修正し、きちんとした平面のデータとして取り込んでくれるのだ。

この機能によって何度もスキャンをやり直す必要もなければ、スキャン対象となる本にダメージを与えることもない。特に昔の貴重な文献などをデジタル化する際には、非常に役に立つ機能となるだろう。

アナログからデジタルまで、スキャンのことならこれ一台で。「CZUR」

CZURは未使用時には収納して保管しておくこともできるが、デスクライトとしても使用することもできる。スキャンのためにデスクを整理し直す必要がないのも嬉しいポイントだ。

CZURはKickstarterで注文を受け付けており、3万円程度の出資で本体を一台購入する事が可能だ。