3つの機能が1つになった、おひとりさま向けエアコン「Totcooly」

一昔前と比較して、最近の電化製品で特徴的なのが、一人で使うのに最適なサイズの小型モデルだ。技術の進歩により、電化製品の小型化が容易になっただけでなく、ファミリーサイズではない独身世帯や小さな部屋でも使えるようなモデルの需要が高まったのだ。

家電製品を取り扱う量販店に足を運んでも、パワーはそこまで強くはないものの、ワンルームなどの間取りであれば十分に活躍が期待でき、それでいて価格はリーズナブルなものが多い。

小さな部屋でも活躍してくれるモデルには、それだけパワーに見合ったコンパクト性が求められるものだが、そんなおひとりさま向けに開発されたエアコン「Totcooly」は、空調だけでなく他にも機能を備えた多機能エアコンとなっている。

三位一体の機能を備えるエアコン

一見すると小さな加湿器のようにも見えるTotcoolyだが、よく見ると真ん中にカップホルダーのようなものが備えられているのがわかる。これがこの製品の第一の機能で、飲み物をそこに差し込んでおけば常に冷やしておいてくれるだけでなく、逆に飲み物を暖かい状態のままキープしておくことができる。

起動しても5分もすれば保冷・保温を行うことができるため、瞬間的な仕様にもうってつけとなっている。冷却は通常の冷蔵庫の7倍のスピード、保温は5倍のスピードで行われ、いつでもベストな状態で飲み物を飲むことが可能になるだろう。

カップホルダーのサイズはペットボトルからマグカップまで、ある程度の大きさのものでも収めることができるキャパシティを備えている。一般的に手で持つタイプのカップやボトルであれば、他国の規格のものでも問題なく使うことができるはずだ。

また、Totcoolyは電源に依存せず、重量も700グラムに満たない軽量仕様なため、家以外の仕様にもうってつけである。オフィスや車、アウトドアなど、いつでもどこでも持ち運べる一台だ。

3つの機能が1つになった、おひとりさま向けエアコン「Totcooly」

そして空気清浄機能が第二の特徴だ。空気中の埃を吸収し、イオンを自動で発してくれるため、室内のちょっとした空気の入れ替えであればこれ一台で十分に事足りるだろう。800万のイオンが空気中に放たれ、呼吸に悪影響を与えるものの大半は分解される。

本体を動作させる際にはフロンガスや二酸化炭素など、有害とされる排出物が生まれることもないため、どこでも安心して使用することができる。

最新のシステムを備えたエアコン機能

そしてエアコン機能である。エアコンは冷房だけでなく、暖房としても使えるため、保温機能と併用すれば、冬でも活躍が期待できるだろう。

エアコンは従来の蒸発させることによる冷却ではなく、電気を使用したシステムを採用しているため、排水などの必要はない。そのためTotcoolyはどこに設置しておいても、室内を水浸しにしてしまうことはないのである。

家庭用エアコンは排水を行う必要があったため、ある程度室内の設置スペースが制限されてきただけでなく、ベランダにも排気用にスペースを確保する必要があったため、省スペース化の大きなハードルの1つとなっていた。
Totcooly一台あれば暑さをしのげるような気候であれば、これで省スペース問題もある程度改善することができるようになりそうだ。

また、運転中の騒音も非常に小さいことが特徴としてあげられる。最大音量は30~40デジベルとなっており、これは生活音としては全く気にならないレベルのものだ。このような電化製品は騒音が問題になることもしばしばあったが、Totcoolyであれば騒音で日々の生活を妨げられてしまう心配もないだろう。

3つの機能が1つになった、おひとりさま向けエアコン「Totcooly」

Totcooly本体の操作は、本体上部に設置されたダイヤルを調節することで行うことができる。保温モードの際はダイヤル下部が赤く光り、冷却の場合は青、そしてエアコンを起動しているときは白のランプが点灯するようになっている。

たとえ部屋の明かりを落として暗くなっていたとしても、一目で電源がついているかどうか、何の機能が作動しているかを見分けることができる。就寝時やアウトドアの際など、周りが暗くなっているシチュエーションは、Totcoolyの性質上多くなることが想定されるが、そんな時でも安心して使うことができるはずだ。

Totcoolyは現在Kickstarterで出資者を募っており、一台あたり69ドルで本体を購入することができる。リテールプライスは130ドル程度を予定しているため、Kickstarter
向けのお得な購入プランと言えるだろう。