スマホとラップトップの充電に最適なソリューション「YU」
スマホやラップトップといったコンパクトデバイスは、今やそれら無しでは外出できないほどの重要性を秘めた生活必需品と化している。これらのアイテムは仕事からプライベートまであらゆるシチュエーションにおいて必要となるが、そのようなデバイスありきの生活を支えるのがポータブルチャージャーの存在だ。
電子機器はコンパクトな反面、備え付けのバッテリーに電源は依存しているため、仮にこれらがカラになってしまった場合、電源元を探す必要が出てきてしまう。オフィスなどであればすぐに見つかるかもしれないが、屋外のような外出先ではすぐに見つけることは困難な上、わざわざ電源を探す手間をかけるのは大変なものだ。
ポータブルチャージャーは基本的にスマホのような小型デバイス向きに設計された小型のものがほとんどだが、最近ではラップトップのような少し大きな電子機器も充電ができる大型タイプのポータブルバッテリーも存在する。「YU」はそんなノートPC充電可能なタイプのポータブルチャージャーであるが、常に持ち歩いておけばいつでもどこでも自分専用のチャージステーションとなってくれる便利なプロダクトに仕上がっている。
大容量バッテリーでMacbookも充電可能
YUは一見するとやや大型の充電器のように伺える。だが、本体を丸ごと常に持ちはこばずとも、あらかじめ三枚用意されている容量違いのポータブルバッテリーを取り外して持ち歩いておけば、いつでもどこでも充電をその場で行うことができる優れた存在となってくれる。
YUに取り付けられている三枚のバッテリーは、それぞれ5,000mAh、10,000mAh、15,000mAhに分かれている。いずれのバッテリーにもUSB-A、USB-C、Micro-USB端子が用意されているので、あらゆる充電にも対応しているのだ。
また、48Wのチャージングにも対応しているので、通常のポータブルチャージャーには対応していないiPad ProやMacbookの充電も行える。大型デバイスの充電を外でも行えるのはYUの魅力と言って間違いないだろう。
ポータブルバッテリーはいつでも持ち運べる手軽さが魅力であるが、本体が小さな反面すぐに容量がなくなってしまうのは長年指摘されてきたデメリットだ。何台ものデバイスを利用している場合、１つを充電するだけでバッテリーが空になってしまうということも珍しくないものだが、YUであれば複数持ち歩いて容量の残っているもので充電を行えるため、まさに電池切れ知らずのスタミナを実感することができるだろう。
YUのポータブルバッテリーは本体ステーションに装着することで充電が行われるが、この際何かの端子に接続する必要はなく、ワイヤレスで充電が行われる。バッテリーチャージはケーブルがかさんでしまうというデメリットも抱えていたものだが、この機能によってステーション周りが混み合ってしまう心配はなくなるはずだ。
デスク周りを常に整頓した状態を維持できるのも、YUのもたらすメリットの１つだ。
ステーションのワイヤレス充電機能も魅力的
また、YUの本体ステーションも充電機能を備えており、こちらはスマートフォンをワイヤレス充電できることが特徴となっている。充電はポータブルバッテリーを設置している左側部分で行うことができ、まさにスマホを置くだけで充電が始まるという手軽さが魅力だ。
スマホの充電もまたケーブルが絡んでしまいやすい煩わしさがあるものだが、ワイヤレスで充電できればそのような悩みもなくなるだろう。充電が完了すると自動的にチャージングがストップするため、必要以上にバッテリーへ負荷をかける心配もないだろう。
バッテリーの過充電はスマホへの負荷だけでなく、漏電や火災の原因にもつながりかねないため、できる限り避けたいものであるが、YUのワイヤレス充電を採用すれば、結果的にスマホの長寿命化や家庭内の安心にも繋がると考えれば、良い買い物となってくれるはずだ。
YUは現在Kickstarterで注文を受け付けており、99ドル以上の出資でYU本体を購入することができる。ポータブルチャージャーは単体で購入するとそれなりの値段がするものだが、ワイヤレスチャージポート付きでこの価格はかなりリーズナブルな設定である。
日本への発送対応も行なっているため、購入を考えている人は売り切れないうちの注文をお勧めしたい。