今日から新しい言語を話せるようになろう「Magiclingua」

新しい外国語を学ぶのは、子供にとっても大人にとっても刺激的な体験であることは間違いない。しかしながら正しい勉強法というものを考えると、必ずしも楽しいことばかりでもないものだ。

特に1つの言語しか話せない場合は母国語のイメージから逃れることができず、外国語のルールをうまく吸収できないということも少なくない。あるいは文法や読み書きは理解できても、会話となると上手く考えていることを伝えられないというケースも少なくないものだ。

外国語学習は用途にもよるが、まずは会話ができてこその魅力があるものである。「Magiclingua」はそんな外国語を話せるようになるための強い味方であり、良き教材としてユーザーを手助けしてくれる。

3段階に分かれたレッスン内容

Magiclinguaの使い方はいたってシンプルだ。アプリ内で再生できるビデオを視聴し、レッスン内容と文法を理解する。そしてAIを搭載したMagiclinguaに向けて学んだ内容のセンテンスを発音し、正しい発音ができるまでなんども練習する。最後に実際のネイティブスピーカーと会話をし、自分の会話能力が実用的であることを確認するだけだ。

この練習方法の中で最も大きな特徴となるのが、やはりAIに対して話しかけることにより、他の人に聴かれることなく正しい発音ができるまで何度でも練習ができる点にあるだろう。

まだその言語についての知識が浅かったり、経験則で感覚を掴めない場合、なんども同じ単語やセンテンスを発音して言葉に慣れていく必要がある。これは自分一人では練習するのが難しいものだが、かと言って誰かにずっと付き添って指導してもらうのは恥ずかしく、何より同じ単語を何度も言わせるのはきまりが悪く、申し訳ない気持ちになってしまうものだ。

また、前々から知っているセンテンスであっても、自分の発音が合っているかどうかという迷いは、せっかく覚えている綺麗な発音を意識して話せなくなってしまうようなことにもなりかねない。

そのため外国語を話すには自信も大切な要素になるのだが、MagiclinguaはAIに話しかけるだけでスピーキングの良し悪しを判断巣売ることができ、英会話の練習中にも恥をかいてしまう心配はないだろう。

今日から新しい言語を話せるようになろう「Magiclingua」

Magiclinguaのスピーキングレッスンでは、話しかけてすぐそのレスポンスを返してくれる点も魅力と言えるだろう。文法の訂正や、今の話し方だとどのように聞こえてしまうかをすぐに修正してくれるので、純粋に教員としても優秀な力を発揮する。

人間のチューターとの会話も行えるのが魅力

ただ、やはりAIに見てもらうだけだとモチベーションも徐々に低下していったり、本当に正しい発音で話せているのか不安を覚えてしまうこともある。そこで最後のステップであるネイティブスピーカーとのコミュニケーションを通じて、確かなスピーキング能力を養うことが可能だ。

初めからネイティブスピーカーと会話をすることは英会話教室などであれば当たり前のことかもしれないが、やはり人によって教えてもらえる内容には微妙に差がある上、何より堂々と話す自信もそこまでないうちに会うのはプレッシャーを覚えてしまうものだ。

Magiclinguaであれば最終チェック的な意味合いでネイティブスピーカーの力を借りることができるため、胸を張って会話をすることができるようになっているはずだ。

Magiclinguaのチューターセッションは一回あたり30分ほどに設定されている。これまでのセッションで学んだセンテンスをフルに活用し、生の会話を実践することができるようになるはずだ。

Magiclinguaの対応予定言語は、スペイン語、フランス語、ドイツ語の三種類となっている。英語話者向けに展開されるサービスであるため、英語を学ぶことは現在できないものの、今後余裕があれば外国語としての英語やイタリア語のプランも開設される予定だ。

今日から新しい言語を話せるようになろう「Magiclingua」

また、各言語には初心者・中級・上級の3レベルが設定されており、各段階に応じたプログラムを受けることになっている。購入するプランによっては1つのレベルしか受けることができないが、初めから3つのレベルを全て受講できるものもあるため、徹底的に学習したいと考えている場合はそちらのオールレベルプランを購入すると良いだろう。

MagiclinguaはKickstarterで資金調達を行い、1つの言語、1つのレベルで受講できるスタータープランは60ユーロ、1つの言語、3つのレベルで受講できるプロプランが132ユーロで購入することができる。

新規サービスとなるため、これからの成長に合わせて日本語化対応にも期待したいところだ。