自動化されたミラーキャビネット「MIRRON」

スマートホーム化は次世代の家庭のあり方としてのスタンダードになると言われているが、これまでライフスタイルにおける自動化の経験は少なく、大抵のことは手動でやってのけてきたため、何を自動化すれば便利なのか、想像もつかないという人は少なくないはずだ。

例えばライトの存在である。家の中を夜でも明るく照らすライトは、それこそ電気の誕生以前まで遡れば火を使っていたのが常識で、ほんのワンタッチで明かりがつくというのは魔法以外の何物でもなかったことだろう。

しかしそれでも電気が生活に馴染むと、今やライトが家の中にあるのは当たり前になったばかりか、LEDの登場によって半永久的に交換の必要がなくなり、スマートホーム化によってスイッチに触れる必要すらなくなってきているのだ。

ライトほどでなくとも、例えば自動ドアなどは不必要かと思われたものの、今では街中で見かけない日はないほど普及した技術の1つだ。

わざわざ自動にする必要もなかったようなドアの開け閉めを、機械が自動的に行ってくれるようになったことで、その利便性の高さに誰もが取り入れることとなったのだ。

「MIRRON」もそんな新しい自動化技術を搭載したスマート家具の1つで、見かけはいたって普通のミラーキャビネットでありながら、スマートホーム化をまた一歩前進させてくれるプロダクトとなっている。

スマートホーム化の魅力

スマートスピーカーの登場によって、スマートホームという言葉が一気に浸透してきたものの、スマートスピーカー一台では過程をスマート化させることはできない。

要は家庭内のオートメーションを進めていくことがスマート化において重要なのだが、スマートスピーカーは家の中の家具を結びつける上で非常に重要な役割を果たしてくれるのだ。家具が単純に自動化するだけではスマートとはいえず、家具それぞれがネットワークに接続され、コンピューターやセンサーを搭載することが肝要だ。

ユーザーの行動パターンに応じてスマート家電が自動的にニーズを把握し、その機能を発揮してくれることがスマート化においては大切で、家電同士が連携を取ることで相乗効果を得られるというのも理想的な形の1つである。

例えば車で出かけていた家主が家の近くまで帰ってきたことを位置情報から探知したガレージが自動的に開き、家のドアのロックも解除しておき、空調も必要であれば適温に調節され、電気ポットが湯を沸かしてティータイムを過ごせるようにセットされているといった具合で、家がまるで自分の手足のように動くのが理想的なスマートホームなのだ。

洗面所のスマート化の重要性

MIRRONは洗面台に設置されているようなミラーキャビネットを自動化したプロダクトである。壁に設置して使うタイプのキャビネットで、鏡の側面に収納スペースが格納されている、合理的な設計だ。使用時には鏡の縁部分が点灯し、メイクアップやフェイスケアを行う際に役立ってくれるだろう

MIRRONは直接タッチして起動させることも可能だが、アプリケーションによって動作を管理することもできる。専用アプリからMIRRONを操作し、まるでテレビをリモコンで扱うような使用感を味わうことができそうだ。


あるいはボイスコントロールによる一切の接触なしに起動させることも可能だ。Amazon Alexaを内部に搭載するため、すでにAlexaを導入している家庭にとっては親和性の高さも期待できる。

またMIRRONには4つのUSBポートが搭載される。そのほかのスマート家電を接続するのにも使えるし、スマートフォンの充電など、ただのチャージングポートとしても活躍することになりそうだ。

MIRRONを使用することで、朝の忙しい時間であっても円滑に出勤の準備を整えることができるだろう。音声操作で収納を開き、USBポートでスマホを充電しながら髭を剃りつつ、そのほかのスマート家電とリンクさせることで洗面所にいながらキッチンの操作を行うこともできるだろう。

洗面所は朝の忙しい時間帯に最も使用頻度が高まるところである以上、スマート化を推し進める上で重要な役割を果たしてくれるのである。将来的にはMIRRONのようなスマートミラーキャビネットが洗面所の司令塔となり、そのほかの家の設備との連携を取る上で欠かせない存在となりそうだ。


MIRRONは現在Kickstareterで注文を受け付けており、1700ドルでMIRRONを一台購入することができる。時代に先駆けてスマート化を進めたいという人は購入してみると良いだろう。