仮想通貨の管理はこれ一台で完璧に。「DigitalBank Vault」

今や通貨は現金や金などではなく、デジタルデータのやり取りのみで成立するような時代になってきている。特に顕著な例だったのが仮想通貨の登場で、金や紙幣といった有形資産に価値が依存しないものが、あれだけの高騰と急落を繰り返したことは多くの人にとって印象的な出来事だったはずだ。

今やキャッシュもネットバンキングなどの発達により、インターネット上の数字のやり取りのみで成立するようになり支払いもクレジットカードや電子マネー決済など、キャッシュレス決済が主流になりつつある。

そのためそれに付随したバンキングサービスも、メガバンクをはじめとした各金融機関やスタートアップ企業から提供が開始している。

特に仮想通貨をめぐるデジタルバンクサービスには多くの企業が参入し、取引所だけでなく、個人が所有するキーの管理をより厳重かつ簡単に使えるようなものを求めるニーズが高まっている。

「DigitalBank Vault」もまた仮想通貨保有者向けに発表されたイギリスのデジタルバンクサービスで、高いセキュアレベルを有したストレージシステムを備えている。

高まるオンラインセキュリティへの意識

オンライン上であらゆる通貨が取引できるのは確かに便利なのだが、逆を言うと家に居ながらにして窃盗やハッキングの被害に遭ってしまう機会も増えたと言うことになる。

個人あたりのインターネットセキュリティレベルは、年々向上している。質の高いセキュリティソフトが安価で手に入るようになったため、並大抵のことでは個人情報などが抜き取られてしまうことはない。

ただ、どれだけセキュリティが強固でも、一度突破されてしまえばあらゆる情報を抜き取られてしまうリスクはいつの時代でも変わらない。オンラインでやり取りをしている以上、常に悪意ある第三者の脅威からは逃げられないものなのだ。

加えて、仮想通貨は通常の紙幣や金と違い、持ち主の所在の特定が極めて困難な通貨でもある。個人で保管している暗号キーさえ漏えいしなければ、世界で最も安全と評されている通貨だが、すでに何度もニュースになっている通り、一度暗号キーが漏れてしまい、第三者へ持ち主が写ってしまえば、その足取りを追うことは不可能に近い。

暗号キーを狙ったハッキング被害は個人だけでなく取引所にも及んでおり、そのせいで莫大な損害を被り、事業が立ち行かなくなったケースもいくつか散見されてきた。DigitalBank Vaultはそんな漏えいによる損失を、最大限防ぐ役割を果たしてくれるのである。

DigitalBank Vaultが提供するのは、暗号通貨システムと暗号マネジメントシステムを合わせたソリューションで、複雑な仕組みとは裏腹にユーザーが利用するのはいたってシンプルなインターフェイスだ。

仮想通貨の管理はこれ一台で完璧に。「DigitalBank Vault」

複雑な仕組みを備えながらも使いやすいUIを実現

メッセンジャーアプリやSNSのように高いユーザビリティをそなえており、これまでネットバンキングを使ったことがないといった人でも、気軽に利用できるよう設計されている。大手金融機関のネットバンキングシステムをのぞいてみるとわかるように、ファイナンスに関わるサービスはその性質上、時にはユーザーが混乱してしまうほど情報量の多いシステムを利用させられてしまうことも少なくない。

DigitalBank Vaultは仮想通貨という新しい金融商品を扱っていることもあり、そんな煩雑な要素は含まれておらず、初めての利用でもとっつきやすいものとなっている。

またDigitalBank VaultはPCに接続せず、スマートフォンやタブレット上のみで動作する。不用意・不必要なPCとの接続を避けることで、人知れずマルウェアやスパイウェアに感染してしまったPCからのさらなる感染を防ぐことができるためだ。

仮想通貨の管理はこれ一台で完璧に。「DigitalBank Vault」

利用の際は必要最低限の電子機器とアプリケーションで動作してくれるのもDigitalBank Vaultの強みの1つと言えるだろう。

DigitalBank Vaultは現在Kickstarterで出資者を募っており、6千円程度の出資でDigitalBank Vaultのアプリが完成した際に利用することができる。利用は事前購入型となっているため、一度購入してしまえば生涯使うことが可能だ。