装着できて充電もできるApple Watch向けレザーバンド「ARTENIX BAND」
スマートウォッチは従来の腕時計がもはや必要なくなる程利便性の高いアクセサリーとして定着しつつある。デジタルにしろアナログにしろ、これまでの腕時計ではあくまでも正しい時間を装着者に示すことを目的としていたため、ハイテク化された現代では少々役不足となってしまいがちだ。
そのためAppleが発表したApple Watchを皮切りに、一般の間でもスマートウォッチを取り入れる傾向が強まりつつある。腕時計だけでなく、スマートフォンやPCとも連動して動かすことのできる機能は非常に重宝している。
だが、スマートウォッチはまだまだそのバリエーションが少ないため、Apple Watchのような有名モデルに人気が集まりがちだ。そのためユーザーはバンド部分を様々なサードパーティからリリースされているものを使用して個性を発揮したり、他人のものと自分のものを間違えないよう工夫を凝らしている。
「ARTENIX BAND」もまたApple Watchの新しいバンドの１つであるが、内部にポータブルチャージャーを備えているのが何よりの特徴だ。
スマートウォッチのバッテリー問題を解決
スマートウォッチは確かに便利なのだが、懸念すべきはそのバッテリーの問題が挙げられるだろう。従来の腕時計にも電池の問題はあったが、機能が時計のみに絞られていたため、頻繁に電池を変えなくとも十分に長持ちしていたのである。
しかしながらスマートウォッチの場合は、できることが多い反面、そのバッテリー消費も決して馬鹿にできない量になっている。ましてWi-FiやBluetooth接続といった、無線電波を常に発しているような場合は、その消費量は大きく、経年劣化でバッテリーは徐々に衰え、いずれ買い換えを余儀なくされてしまうものだ。
この問題はスマートフォンやラップトップでも見られたケースでもあるが、スマートウォッチの場合、充電を行うためには一度腕から時計を取り外さなければいけないのが難点である。
スマートフォンなら元から体から離れたデバイスであるため、充電のためにどこかの場所へ固定されてしまうのはそれほど大きな問題にはならないが、スマートウォッチは体から肌身離さず身につけて使用するウェアラブルデバイスであるため、充電の際に体から離れてしまうのは不便も多い。
そこで活躍するのがARTENIX BANDで、これはApple Watchを腕に装着したままワイヤレスで充電が行える。ARTENIX BAND本体はレザー製で、見た目こそスタイリッシュなApple Watchバンドであるのだが、内部にセットされているワイヤレスチャージャーによってバッテリーの持ちを最大で16時間まで拡張してくれる。
ARTENIX BANDは二重構造になっており、ワイヤレスチャージャー部分とバンド部分を分離することができるよう設計されている。かといって付け心地がごわついてしまうことはなく、まるで正規品のようなスタイリッシュでかさばらないデザインが特徴だ。
充電中もいつもどおりの運用が可能
スマートウォッチの欠点として、通常の腕時計よりも本体が大きくなってしまうことが挙げられてきたものだが、ARTENIX BANDならこのデメリットを最低限に抑えて運用することができるだろう。
充電中も、いつも通りのApple Watchをフル活用できる。メールやメッセンジャーのチェックはもちろんのこと、電話やSiriの対応など、充電しながらにして平常運転が行えるのは心強い。
また充電が終わった後は、チャージャー部分を取り外して利用することもできる。使わないのにも関わらず、いつまでも充電器を装着しておく必要がないのはありがたい。
レザーベルト部分のカラーリングは全部で4種類存在し、ブラック・ブラウン・レッド・ブルーから選ぶことができる。レザーはフランス製の上質なブランド革となっており、耐久性も高く劣化にも強い一品となっている。
ARTENIX BANDは現在Kickstarterで出資者を募っており、１台あたり119ドルで購入することができる。予定小売価格は229ドルとなっているため、かなりお買い得な買い物が可能となるだろう。