ポータブルチャージャーもワイヤレスで「PBL Charger」

スマホや小型の電子機器を、いつでも外出時に充電できるポータブルチャージャーの存在は、非常に頼りになるものだ。スマホは長年使っているとバッテリーが劣化してしまうため、人によっては午前中のうちにバッテリーが切れてしまうということも少なくない。

そんな時に活躍するのがポータブルチャージャーで、カバンなどに忍ばせておけば、充電が切れてしまっても安心できる保険やお守りのような役割を果たしてくれる。

ただ、充電時にケーブルを必要とするため、ケーブルを忘れてしまえばせっかくのポータブルチャージャーも無用の長物となってしまうし、ケーブルを本体と一緒にいつも持ち歩かなければ使えないのは少し煩わしい。

「PBL Charger」はそんな煩わしさを解消すべく、ケーブルいらずのワイヤレスチャージャーであり、持ち運びが可能なポータブルモデルとして誕生したプロダクトだ。

ワイヤレスでポータブル

PBL Chargerの特徴は、まずワイヤレス充電に対応しているスマートフォンであればなんでも充電できてしまう汎用性の高さだ。ワイヤレス充電機は、モノによって充電できるモデルとそうでないモデルが分かれているものもあり、誰かに貸すなどの場合にはその人が対応機種のスマホを使用しているかどうかを確認しなければならないということもあった。

しかしながらPBL Chargerを活用すれば、ワイヤレス充電に対応するスマホは全て充電が可能となるため、誰でも気軽にチャージング機能を利用することができる。最新機種のスマホの多くはワイヤレス充電に対応しているため、友人や家族の間で異なる機種を使っていたとしても、仲よく共用で使うことができるはずだ。

PBL Chargerには自動的に充電の対象を認識し、最適な電力を供給できるようプログラムされている。そのため過充電などでバッテリーを痛めつけてしまったり、発火や爆発といった思わぬアクシデントのリスクはない。温度・電圧においてもきちんとプロテクションがかけられているため、万が一の事態がPBL Chargerによってもたらされる可能性は限りなく低いと言えそうだ。

Android機種に代表される10Wモデルなら2.5時間、iPhoneなら3時間程度で充電を完了してくれる。有線に比べてワイヤレスは充電速度が遅いとされてきたが、PBL Chargerに関しては有線に勝るとも劣らない急速受電が可能となっている。

ポータブルチャージャーもワイヤレスで「PBL Charger」

充電方法はPBL Chargerの上にスマホを置いておくだけであるため、有線よりもはるかにシンプルである。スマホによっては経年劣化によって端子が充電ケーブルに反応しなくなってくるパターンもあるものだが、ワイヤレスであればこのような問題によって充電ができない心配もしなくて良い。

充電が完了した後は、自動的にチャージ機能が停止するよう設計されている。必要以上にバッテリーに負荷をかけず、電力を消耗しないスマートな機能と言える。

充電を支える機能美も追求

PBL Charger本体のバッテリーが切れてきた場合もリチャージは簡単に行える。付属のステーションの上にPBL Chargerを乗せるだけで充電が始まるので、家に帰ってきたらステーションに乗せておけば、次の日にはフルチャージで使うことができるはずだ。

PBL Chargerの表面にはマイクロレベルの吸盤が備えられており、チャージ中のスマホができる限り離れてしまわないよう作られている。そのためスマホを常に手で充電器から離れてしまわないようしっかりと握っておく必要はなく、粘着製の素材ではないため、充電によってスマホが汚れてしまう心配もない。

また、スマホを充電する際も、多少の角度の変化であれば全く充電に支障をきたすことはない。中央部分同士が密着されていれば、好きな角度でスマホをセットしておくことができる。

ポータブルチャージャーもワイヤレスで「PBL Charger」

また、本体側面にはUSB-Cポートも備わっている。ここにケーブルを挿して有線で充電することもでき、ワイヤレス充電とケーブル充電の2つのタスクを同時にこなすことも可能だ。

PBL Chargerは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり39ドルで購入することができる。ポータブルチャージャーとしては手頃な価格であり、日本への発送にも対応しているため、なくならないうちの注文を急ぎたいところだ。