セルフクリーニング可能な次世代の水筒「The Luma Bottle」

水分補給はいつも欠かさず行いたいものだが、都会に住んでいるといつでもどこでも気軽に飲み物を買えるため、水分に困ることはないかもしれない。

ただ最近では外へ出るたびにペットボトル飲料を購入するのは勿体無いという声もあがりつつある。水やお茶など、家から持ってこられるものをわざわざ外で買うのは出費がかさみ、何より資源が無駄になってしまうというエコ意識が強く芽生え始めている。

そのため、最近では毎日の通勤や通学にもマイボトルを持ち歩く人は多く見かけるようになった。家であらかじめ水などを入れてきたり、出先で飲み物を買う際も紙コップなどではなく、マイボトルに補充してもらうよう店員にお願いする人はよく見かけるようになった。

しかしそれでも、水筒を使う人は使わない人に比べるとまだまだ少数である。外で買っていつでも捨てられるボトルに比べると、面倒なことも多いためだ。

「The Luma Bottle」はそんな水筒の使い勝手を改善するべく開発された新しいマイボトルで、シチュエーションを問わずいつも持ち歩いてもらえるよう設計されている。

エコロジカルで清潔なウォーターボトル

ペットボトル飲料の消費量の多さは膨大だが、何よりも看過できないのはペットボトルの不法投棄である。ペットボトルは世界で毎秒2万本も消費されていると言われるが、その多くはリサイクルされず、道路や海などに捨てられてしまっている。いくらリサイクル可能な素材であるとはいえ、正しく処理されなければ自然環境に大きなダメージを与えてしまうのである。

そのため水筒を自前で用意して持ち歩くマイボトルが推奨されているが、水筒の場合は衛生面での心配もある。なんども洗って使用するため、きちんと洗浄されなければバクテリアが中で繁殖してしまうことも珍しくない。

毎日使うであろう水筒のため、きちんとした洗浄を行うことは難しいかもしれないが、それでも洗わなければニオイの元にもなりかねない。水筒は環境に優しいかもしれないが、忙しい現代人にはその管理が手間となってしまう。

UVライトで高い殺菌効果を実現

そこで誕生したのがLuma Bottleである。一見すると普通の水筒のようにも見えるが、ボトル内はUVライトで殺菌が行われ、99%以上のバクテリアを自動的に駆除してくれる。使い方は非常にシンプルで、ボトルに水を入れた後、底部にあるボタンを押すだけでUVライトによる除菌が行われ、ものの60秒で清潔な水筒になるのだ。

電源はバッテリーが内蔵されており、一回の充電でおよそ2ヶ月はリチャージなしに連続使用することができる。もちろんLuma Bottle本体は防水性のステンレスで覆われており、感電などの心配もない。もちろんペットボトルのようにプラスティックがボトル素材として使われてもいないため、環境への配慮も十分に行われている。

これまでの水筒であればきちんと洗浄を行おうとした場合、通常のスポンジだけでなく細長いタイプのブラシなどを使用し、奥まで丁寧に掃除ができる道具を整える必要があった。Luma Bottleを使えばそんな洗浄の手間は大きく軽減され、いつも清潔な水を飲むことができるようになるだろう。

セルフクリーニング可能な次世代の水筒「The Luma Bottle」
セルフクリーニング可能な次世代の水筒「The Luma Bottle」
セルフクリーニング可能な次世代の水筒「The Luma Bottle」

Luma Bottleはその価格も魅力的である。水筒内の除菌機能を有していながら価格は一本あたり68ドルとリーズナブルで、浄水機能つきの水筒としては非常に買い求めやすい。毎日ミネラルウォーターのボトルを購入するとすれば、ものの数ヶ月でLuma Bottle本体価格の元は十分に取れるだろう。

UVライトによる浄水機能は、フィルタリングによる浄水に比べてコストパフォーマンスの面でも優れている。フィルター浄水機能つきの水筒は、一般的には100ドルを超えるものが多く、フィルターの劣化に合わせて交換が必要なものもある。しかしながらLuma BottleではUVライトによる殺菌で、綺麗な水をリーズナブルに飲むことが可能となった。

水だけでなく、ボトルそのものの殺菌効果もあるため、通常の浄水よりも衛生面でははるかに優れたものとなっているのだ。

カラーリングは白・黒・グレーの3色展開で、購入時に好きなものを選ぶことができる。また、複数購入による割引特典も受けることができ、最大15%オフでの入手が可能だ。

Luma Bottleは現在Kickstarterで注文を受け付けており、すでに7万ドル近い資金調達に成功している。世界各国から注文が可能で、2019年9月に発送を開始する予定だ。