室内の空気はこれ一台で整うはず「AirZen」
空調の管理は室内温度が最も重要だが、可能であればそれ以外の要因にも注目しておきたいものだ。
屋外とは違い、屋内の空気の状態は密閉されているだけに状態が悪くなってしまいやすい。定期的に換気を行わなければホコリなどが宙を舞って気管にダメージを与えてしまったり、アレルギーを誘発する恐れがある。
オフィスのように多くの人が出入りする場所であれば、空気の状態管理はより重要になる。密室空間では風邪や感染症が特にはやりやすくなってしまうため、季節によっては換気以上のケアも必要になってくるだろう。
ただ、エアコン以外に空気清浄機やその他の道具などを用意するとなると手間も金銭コストもかかってしまうようになるのだが、机の上に置いておけるオールインワンの「AirZen」であれば手軽に室内の空気環境を改善していくことができるようになるだろう。
個人用で多目的な空気清浄機
AirZenはサイズこそ小型であるものの、パーソナルスペースの環境を整えるには十分なパワーと多機能性を備えた空気清浄機だ。
例えば乾燥しがちな冬の現場には欠かせない、加湿機能が挙げられる。空気が乾燥していると細菌の活動が活発になり、人体の免疫能力も低下してしまうため、容易に体調不良を起こしてしまうようになる。
AirZenは気候に合わせて暖かいミストと冷たいミストの二種類を使い分けながら放出することができ、室内の加湿を行なってくれる。日中の活動はもちろんのこと、乾燥しやすい睡眠中の空気の状態も適切に保ってくれるため、一日中利用したい機能となっている。
換気を行いにくい部屋に必要なのが、空気の浄化機能だ。定期的に部屋の換気を行う必要があるのは、空気中に滞留している細菌やホコリを外に追い出したり、溜まった二酸化炭素室外に追い出してリセットすることが必要になるからである。実際、定期的な換気を行うと心なしか気持ちもスッキリするものだが、意図的に行うのはやはり億劫な上、真冬や真夏の季節となるとあまり外気に触れたいとも思えなくなってしまう。
そこで活躍するのがAirZenである。AirZenの空気清浄機能は全部で3層のフィルターから成立しており、スポンジフィルター、カーボンフィルター、そしてHEPAフィルターに分かれている。HEPAフィルターはアレルギー物質やバクテリア、悪臭や、悪性ガス、ウィルスをろ過してくれる機能を発揮し、体に有害なものはこのフィルターを通じてほぼ全て除去される。
室内のホコリなどに悩まされていた人も、この三層構造によって大いに恩恵を受けることができるだろう。
また、フィルターは定期的な交換が必要になってくる。定期的とはいってもそこまで頻繁なものではなく、毎日2~8時間の使用で、だいたい3ヶ月から半年のスパンで取り替えを行えば良い程度のものなので、億劫になることもないだろう。
空気をきれいにするだけでなく、AirZenにはイオン発生装置も取り付けられている。これは空気清浄とは違って空気中のイオン化を促し、呼吸を妨げるホコリやバクテリア、花粉などから発生する人間への影響を減少させてくれる効果を発揮する。
仕事や勉強のパフォーマンス向上効果も期待できるため、空気清浄を必要としていないときはこちらの機能が有効となりそうだ。
アプリコントロール、アロマ機能も搭載
これらの機能は全て、スマートフォンの専用アプリから直接管理することも可能だ。現在の湿度や室温、二酸化炭素レベルなど、空気の状態は全てこのアプリを通じて閲覧することができるほか、機能のオンオフやタイマーの設定もここから行うことができる。
空気清浄機はいちいち本体を操作しなければいけないのも手間となっていたが、AirZenであればそのような面倒も解消されている。
AirZenはアロマディフューザーとして使用することもできる。専用のオーガニックオイルはユーカリやラベンダーなど複数種類から選ぶことが可能で、パーソナルスペースのみを対象とした噴射を行うため、たとえ共有スペースであっても他人に迷惑をかける心配がないのは嬉しいポイントだ。周りの好みを機にすることなく、用途に応じてオイルを取り替えられるのも個人用サイズならではの利点である。
AirZenは現在Kickstarterを通じて注文を受け付けており、一台当たり109ドルで購入することができる。エッセンシャルオイルセット付きのものは149ドルとなっており、アロマディフューザーを使う予定がある場合はこちらのセットがお得となっている。