イベントベースで趣味の合う人とマッチングできるアプリ「SWOONBOX」

インターネットを通じてパートナーを探すマッチングアプリは、大きな社会現象を起こすことになった。
出会い系サイトの時代はまだネットで恋人を探すということに抵抗があったものだが、スマートフォンが普及し、アプリケーション形式でマッチングサービスが展開されるようになったことでその人口も増加した。

その手軽さから今や世界で最もダウンロードされるアプリとなったマッチングアプリだが、Tinderの大流行だけにとどまらず、より気の合う人とマッチングしやすいアプリの開発も次々と進んでいる。

恋人を探すことは繊細の側面が重要となるため、友達を作るよりも難しいものだが、「SWOONBOX」は少しでも気のあうパートナーを効果的に見つけるために開発された、新しいマッチングアプリとなっている。

趣味の相性に特化したマッチングアプリ

どれだけ見た目が自分のタイプであっても、仮にその人と付き合うこととなった場合、長続きするかどうかは性格や好みの相性という側面が重要になってくる。

マッチングサービスでは確かに魅力的に見える人も、あくまで表面的な魅力に止まってしまうことがほとんどであるため、その人と末長く付き合えるかどうかは実際に会い、コミュニケーションをとって見なければわからないものだ。

しかしながら、その人を見極めるために何度も見知らぬ相手と会話を重ねるのは、いささか面倒なものである。実際に付き合うかもわからず、そもそもネット上にアップされている情報だけで人と会うというのは不安も多い。

外見が良くとも、趣味が合わなければ話が弾まないという問題にも遭遇するだろう。マッチングアプリではプロフィールの入力機能も充実しているものだが、その人が何をどれだけ好きかという熱量に関しては見えない部分も多く、やはり会ってみないとわからないという課題は解決するのは難しいものがあった。

SWOONBOXはそういった個人の趣味の見えにくい嗜好を明らかにすることに注目したアプリで、各地で開催されているイベントへの参加情報からマッチングを促すというサービスを提供する。

イベントベースで趣味の合う人とマッチングできるアプリ「SWOONBOX」


音楽コンサートからスポーツイベント、フェスに至るまで、SWOONBOXユーザーは自分が行ったことのあるイベントや興味のある催し物からお互いの趣味嗜好を確認し、マッチングにつなげるという仕組みになっている。

お互いに興味のあるイベントが明らかになることで、次に一緒に行くイベントを決めたり、現地集合でカジュアルに交流するということも可能になる。

パートナー候補だけでなく、イベント選びもシンプル

Tinderのようなマッチング単体にフォーカスを絞ったスタンダードなアプリの場合、アプリ上で簡単な会話を楽しむだけで終わってしまうというケースは決して少なくない。ネットで知り合った人と顔をあわせるのには抵抗も少なからずあるため、なかなかデートにこぎつけるまでには時間と手間を要するものだ。

一方、SWOONBOXの場合はイベントという、人が多く集まる催し物の趣味に応じてマッチングを促すアプリとなっているため、ユーザーは気の会う人同士で一緒にイベントへ行く人を探す用途にも使うことができる。

ネット上のやり取りだけでなく、人の集まるイベントだとどこへ行くかや何をするかということが明確にわかっているため、実際に会うのにもTinderほど抵抗が生まれることも少ないだろう。仮に濃いい他人同士とはなれなくとも、趣味の合う友達としての交友関係を広めることにもつながるためだ。

イベントベースで趣味の合う人とマッチングできるアプリ「SWOONBOX」


SWOONBOXは趣味の合う人同士を結びつけるだけでなく、アプリの使い勝手にも力を注いでいる。アカウント登録はガイダンスに従って短時間で行うことができ、好みの性格やイベント、アーティストなどを入力するだけで完了だ。SWOONBOXはイベントの好みでマッチングするというターゲッティングがしっかりと行われており、ユーザーもそれを前提として集まるので、余計なプロフィールの充実をユーザーに負担させる必要性も薄いためだ。

そのためSWOONBOXユーザーは思い立ったらすぐ登録し、イベントが近づいてきたときにでもアプリをひらけば、すぐに気になる人と知り合うことができるだろう。

SWOONBOXはパートナー候補のスワイプはTInder並みの扱いやすさを有しているだけでなく、イベントのスワイプ機能も充実している。事前に登録した情報から、そのユーザーが気に入りそうなイベントをSWOONBOXが通知し、パートナー候補と同様スワイプすることができる。
まさにイベント好きのためのマッチングアプリと言えるだろう。

SWOONBOXはすでに1万ドル以上の資金調達に成功しており、リリースに向けて開発が進んでいる。日本への上陸も期待したいところだ。