相互運用可能な世界初のスマートライト「LEXI LIGHTS」
部屋の温度を自動的に調節してくれるエアコンや、音声操作が可能なテレビ、内容物に合わせて設定を変えられる冷蔵庫など、各種センサーやコンピューターを搭載して自動的に最適化したり、スマートフォンからの一括操作でワイヤレスでコントロールが行えるシステムは、今後標準化されていくだろう。
LEXI LIGHTSもまたスマートライトの一種であるが、こちらは照明システムではなく電球そのものがスマート化した、汎用性の高いプロダクトとなっている。
電球を直接操作可能な機能を搭載
世界初のスマート電球として発表されたLEXI LIGHTSは、複数のタイプでのリリースを予定している。それぞれ用途や好みのワット数に合わせて使い分けることができ、家の中のさまざまな部分で活躍することができるだろう。
また電球とは別に、バッテリー駆動のLEDキャンドルモデルもリリースを予定している。1000mAhのバッテリーで連続使用が最大1日可能で、スタンバイモードであれば18日間誘電なしで待機させておくことができる。通常のLEDティーライトに比べ、12倍もの持ちの良さを発揮してくれるのがこのキャンドルタイプの魅力だ。
通常のキャンドルタイプよりも背丈のある、ロングバージョンも存在する。こちらは2800mAhのバッテリー搭載で、スタンバイモードで55日もの間待機が可能となっている。
LEXI LIGHTSの特徴は、これらの電球やランプを直接スマートシステムで制御できるという点だ。全部で30を超える形の電球を選べるだけでなく、いずれもUSBハブを搭載しており、iOS、あるいはAndroidのアプリから一括して管理することが可能だ。
LEXI LIGHTSのアプリは自社プロダクトの電球だけでなく、他社の電球やライトなどもそのまま動かすことができる。現在スマート家電はさまざまなメーカーから製品が販売されており、互換性がない場合は別々のアプリで動作させる必要もあったが、LEXI LIGHTSであれば他社の製品でも問題なくどうさせることができるようだ。
ただ明るくするだけではない多機能性
LEXI LIGHTSはアプリだけでなく、Google HomeやAlexaといったスマートスピーカーによる音声認識機能で操作することもできる。手が埋まってアプリを起動できない時などはこの機能を有効活用すると良いだろう。
LEXI LIGHTSはUSBタイプのポータブルHUBを活用することで、さらなる拡張機能を付与することができる。サードパーティ製のライトとの互換性や、web経由でのリモートコントロール機能、LEXIオリジナルのクラウドを介したデータ収集やレポート機能など、さらなる可能性を引き出すことが可能だ。
最大で500ものライトを制御できるようになるHUBモードだが、もちろんHUBを利用せずに普段使いでの運用も可能だ。特別な操作を必要としない限りはHUB無しでの運用が一般的になるだろう。
LEXI LIGHTSはソーシャル機能も搭載している。他のLEXIユーザーとライトの点灯設定を共有したり、お互いに気に入ったライトアップのパターンをアプリを通じて送り合うことができるようになっている。
HUBを用いてきちんと証明を管理したい場合、Webで展開可能なクラウドの管理画面を参考にすると良いだろう。家庭内の照明のセットアップを一度に行うことができる他、リアルタイムでの照明のパターンの動きをデスクトップから確認し、直接制御することもできる。
アプリケーションからでもほぼ同様の操作は可能だが、大画面で制御することでよりストレスの少ない運用ができそうだ。
LEXI LIGHTSはマニュアルで照明のパターンを制御するだけでなく、体内時計に合わせた健康的なライトアップも可能だ。まるで太陽のように時間帯に合わせて光量を調節し、窓が少ない、あるいはカーテンで閉ざしていたとしても、まるで室内に自然光が入っているような感覚で、生活をすることができる。
現代人は24時間光を照らし続けることができるため、体内時計がついつい壊れてしまいやすい。LEXI LIGHTSを導入すれば、時間帯ごとに光量を調節せずとも、自動的に照明がトーンアップとトーンダウンを繰り返してくれるのだ。
LEXI LIGHTSは現在Kickstarterで注文を受け付けており、40ドルでキャンドルタイプのものを2つ、48ドルで電球を1つ購入することができる。複数の電球がセットになったバンドルパックも販売されているため、複数個導入したい人はこちらを購入すると良いだろう。