4Kで360度をカバー可能な車載カメラ「VEZO 360」

普段何か起こることはなくとも、もしも自分がトラブルに巻き込まれてしまった際に大きな味方となってくれるのが、その時の状況を記録するための車載カメラの存在だ。現在では車載カメラの価格も大きく下がっており、車を所有する身であれば一台は車内に搭載しておきたいものだが、その画質やカメラが捉えている視野角は広ければ広いほど安心できるものだ。

「VEZO 360」はそんな車載カメラの中でもハイエンドな性能を備えたプロダクトとなっており、まるで通常のカメラのような画質で車の周りで起こる出来事を鮮明に捉えてくれる。

デュアルカメラ搭載の次世代車載カメラ

VEZO 360はデュアルカメラを搭載しているため、通常の単眼カメラでは不可能な4K画質での映像の記録や、360度方向の撮影を可能としている。一般的な車載カメラであればフロントガラス方面のみなど撮影可能な範囲が決められているが、VEZO 360であれば仮に自分の車の側面や後部で起こった事故なども克明に撮影することができる。

事故は必ずしも車の正面で起きるとは限らないため、VEZO 360一台で車前面をカバーできるのは心強い。

VEZO 360のレンズは天候や時間帯、周囲の明るさを問わず鮮明な映像を記録することができる優れものだ。最新のCMOSセンサーと3Dノイズ低減機能、バックライトなどによって、夜間でも状況確認には十分な映像を撮影してくれる。

ネットワーク回線、および4G回線にもVEZO 360は対応している。あらかじめ設定しておくことでオンライン上に撮影している映像が記録されるほか、スマートフォンに専用のアプリケーションをダウンロードしておけば、VEZO 360本体とリンクさせ、インターネット経由で現在のカメラ映像をライブストリーミングで視聴することができる。

あるいはネットを通じて位置情報サービスを利用することもでき、VEZO 360を搭載した車が盗難されてしまった場合や、広大な駐車場でどこに車を置いたか忘れた場合には、アプリを通じてすぐにその居場所を発見することができるだろう。

VEZO 360は駐車中も車の安全を守ってくれる。搭載されているデュアルカメラは単に映像を記録するだけでなく、内蔵のモーションセンサーと連動して自動で撮影を開始し、車上荒らしなどの異常を検知した場合にはLEDライトでその異常を周囲に伝える。

電源は車ではなく、VEZO 360内部にあるバッテリーに依存するため、エンジンを切っている時でも活躍してくれるのだ。

データの保存やSNSの投稿も簡単

撮影した映像は何らかのアクシデントで消えてしまうのを防ぐため、ループレコーディングによってデータの喪失を防いでくれる。本体には256GバイトのMicroSDカードが搭載されており、長時間の録画にも対応可能だ。

メモリーカードだけでなく、インターネットを介したクラウドストレージにデータを補完するよう設定しておけば、意図的に消去しない限りは半永久的にその映像を記録することができる。

VEZO 360は内部にAIを搭載しており、車内外を問わず周囲の状況をいち早くつかむことができる。例えばドライバーの居眠り防止もVEZO 360が自動的に検知して適宜行ってくれる。ドライバーの顔を常に把握し、居眠りをするような動作をすれば即座にアラート通知を車内に鳴らし、目を覚まさせてくれるのだ。

取り付けもその他の車載カメラと比べ、VEZO 360はシンプルである。車種に合わせて角度や高さを自由に変えることができるため、あらかじめ所有する車でVEZO 360が使えるかどうかを考慮する必要もないだろう。

VEZO 360はその高い性能を生かして、Go Proなどと同様にアクションカメラとしても使用することができる。出かける際はVEZO 360を常に持ち歩くのも良いだろう。カメラにはマイクも搭載されているので録音ができるだけでなく、YoutubeやFacebookといったソーシャルサービスにおける動画共有も直接行えるので、日々の記録を残すのにも最適な一台だ。

VEZO 360は現在Kickstarterで出資者を募っており、149ドル以上の出資で本体やマウント、アプリなどがセットになったスターターキットを一台購入することができる。

Micro SDがセットになったキットも239ドルで販売されているため、一度に全てのアイテムを揃えたい場合には活用したバンドルパックだ。