世界初のモジュラー式カメラ「8K 360° streaming camera」
一つには従来通りの平面的な映像であるが、画質が極端に向上したことによって、まるで本物かのような映像美を楽しむことができる。あるいはVRやARといった立体的な体験が可能な映像で、今後はこのタイプの映像も徐々に普及し、一般家庭でも楽しまれるようになるだろう。
そしてもう一つが360度カメラによって撮影された全方位の環境を収録した映像で、これは映像を自在に操ることができるようになった現代だからこそ楽しめるコンテンツの一つである。VR技術などと組み合わせればまるでその場にいるかのような臨場感を得られるものの、パソコンやスマートフォンからでも自由に映像の角度を変えることでその場の雰囲気を味わうことができる。
最近では360度カメラも比較的安価なモデルが増えてきているが、「8K 360°streaming camera」は背かでも珍しい8K画質での360度ストリーミング配信を可能にする画期的なハイエンドカメラとなっている。
4Kを超える驚きの高画質
現在ポピュラーになっている高画質撮影といえば、4K画質だろう。今や小型カメラでも撮影できるほど4Kはメジャーになっており、その取り回しの良さからは想像もできないほどの画質を誇っているが、ストリーミング配信を行うとなるとそれが可能な機体は少なくなってくる。
常にインターネット上へデータを送信し続けなければいけないとなると、回線の都合によっては画質を落とさざるを得ず、そもそも4Kのような大きなデータの送受信は本体が対応していないことも珍しくないためだ。
そのような理由からストリーミング配信はもっぱら1080p程度の画質で行われることが多かったものだが、8K 360°streaming cameraはその名の通り8K画質での撮影はもちろん、ストリーミング配信にも対応してしまう。
8K画質は単純に4K画質の倍ということになるが、実際にその映像を体験してみると違いは圧倒的だ。現在のインターネット環境では8K画質の映像をしっかりと楽しむことは難しいかもしれないが、光回線の次が模索されている以上、次世代のネット環境においては8K画質での映像体験が当たり前になることは間違いない。
8Kをフルパフォーマンスで楽しむことができれば、まるで本物の景色が並んでいるかのような映像を体験することになるだろう。
8K 360°streaming cameraに関しては単なる8Kだけでなく、360度方向の映像を納めておくことが可能となっている。これによって大自然の迫力やスタジアム・コンサートといったエンターテイメントの臨場感などを、十二分に伝えることができるようになる。
あるいは旅先での景色など、思い出を記録する上でも高画質であることは大きなメリットとなる。まるでその時の匂いや空気感も思い出してしまうほどの画質であれば、後で見返す際やSNSに投稿する時に活躍が期待できる。
カスタマイズも無限大
また8K 360°streaming cameraはモジュラー式を採用していることもあり、本体購入後はある程度自由に追加機能を搭載することもできる。来るべき次世代回線と考えられている5G対応環境や、現行の回線である4Gへの対応、万が一のバッテリー切れや長期撮影に対応するための追加バッテリー搭載、使い勝手に応じたポート追加など、思いのままにカスタマイズすることができる。
それぞれの機能はあらかじめ追加機能を搭載した数種類のMODを使い分けることで活用することができるようになり、4G SIMカードスロットが搭載されたエクスプローラーモデルや、USBポート、オーディオジャックなどが取り付けられたウォリアーモデル、そして自由に追加機能を搭載できるデベロッパーモデルが存在する。自分に必要なMODを揃え、8K 360°streaming cameraを最大限活用するのが良いだろう。
FacebookやYoutubeなど、インターネット上のサービスとも互換性を備えているので、ライブ中継や映像のアップロードは簡単に行うことができる。wi-fi環境が備わっていれば、いつでもどこでも近況をカメラ越しにアップすることが可能になるはずだ。
カメラ本体のサイズも片手で掴めるほどのものであるため、遠出する際にもかさばってしまう心配もない。
8K 360°streaming cameraは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり14万円程度で購入することができる。やや高額なカメラとなっているが、そのポテンシャルを考えると妥当な価格と言えるだろう。