空気清浄機と空気モニタリングの相乗効果。「Wynd Halo + Home Purifier」
空気の良し悪しは目に見えない分、その状態を判断することは難しい。かといってテレビなどの情報や実際に体に症状が出始めてからでは遅く、体に悪影響を及ぼすレベルの汚染が始まってからでは元も子もない。
肝心なのは、自分の生活環境の中で少しでも素早く空気の異常を察知し、清浄するそのスピードだ。
「Wynd Halo + Home Purifier」はそのようなニーズに応え、現在の空気の状態を常にモニタリングし、異常を感知した時点で速やかに空気を正常化してくれる優れた家庭用空気清浄機の一つとなっている。
個別に動作し、リンクするプロダクト
Wynd Halo + Home Purifierは二つのプロダクトによって成立する。一つは空気を常にモニタリングしてくれる「Wynd Halo」で、これは10のセンサーを搭載してあらゆる空気中の有害物質を感知してくれる優れものだ。
空気中の細菌や動物の毛はもちろん、煙や排ガス、化学物質、二酸化炭素など、人間の体に悪影響を及ぼすと思われるものはほぼWynd Haloがその量を計測してくれるのである。
単に計測するだけでなく、ユーザーにとって状況を把握しやすいようその量をビジュアライズしてくれる機能も搭載している。本体のモニターに数値が表示されるなど、一目で何が空気中に多く含まれているかを判断することができる。
このセンサーはAir IDという新しいテクノロジーを用いており、空気中の成分を正確に判別できるのはこれまでのセンサーでは実現が難しかったものだ。空気の良し悪しは判別できても、空気通のどの要素が体に害を与えるのかという判断がつきにくかったのである。
これは人間のアレルギーを判断する上でも非常に役立つ機能だろう。唐突にくしゃみや目の痛みが始まった際、空気中の何かが原因となっていることはわかっても、正確になんのアレルギー反応を起こしているかがわからない問題に対処することができるようになる。
花粉症かと思っていたら、買っていた猫にアレルギー反応を起こしていたという話も珍しくないのである。
Wynd Haloは室内のどこにでも置いておけるようなミニマルで近未来的なデザインになっている。リビングに立てかけておくのはもちろん、ベッドルームやキッチンなどの目につきやすいところに設置するのがベターだ。
静かでパワフルな空気清浄機
そしてWynd Haloと共に活用したいのがHome Purifierだ。この清浄機はWynd Haloと連動して動作し、効果的な空気清浄を行なってくれる。
本体内部には二枚のフィルターがセットされており、これらを活用して精巧なタービンと連携して迅速かつハイクオリティな空気清浄を行なってくれる。また、迅速でパワフルでありながら動作音は最小限度に抑えられており、日常生活に支障をきたす心配もない。
365平方メートルの室内面積であれば、およそ30分で清浄化してしまうパワフルさは目を見張るものがあるはずだ。
もちろんWynd Haloとの併用が推奨されるだけあり、こちらで感知した有害物質には全て対処することができる。空気清浄機はモデルによって対応できる物質が限定されていることもあるが、よっぽど優れた清浄機が家にあるわけでもなければ両方を同時に手に入れることが推奨される。
また、これらの機能は専用のスマートフォン向けアプリを活用することで、よりスムーズに運用することができる。
Wynd HaloとHome Purifierをペアリングしておけば手動で清浄機のスイッチを切り替える必要は無くなるだけでなく、スマートフォンからこれらを操作し、タイマーやマニュアル操作によって好きな場所から好きなタイミングで空気清浄機能を利用することができる。
空気清浄機を常に起動しておくのは電気代なども心配だが必要な時に必要なだけ、をIoTによってスマートに行えるのは嬉しいポイントだ。
Wynd Halo + Home Purifierは現在Kickstarterで出資者を募集しており、279ドルで両方を購入することができる。
バラバラに購入する場合はWynd Haloが89ドル、Home Purifierが229ドルとなっている。
発送は世界各国に対応しており、来年の5月をめどに配送が行われる予定だ。