ストレスフリーで使える多機能デジタルノートブック「MemoNote」
しかしながらデジタル化が進んだ現代では、紙のメモ帳などでは不便が生じることも大きい。記録したものをそのままデジタルデータに移行できない為、再びパソコンなどで出力し直さなければいけず、その手間が時間の無駄につながってしまいかねない為だ。
アウトプットが面倒になってしまうと、せっかくのアイデアを実現するモチベーションの低下に繋がったり、書き留めておいた事を忘れてしまう事も起こりかねない。
やはりデジタルの時代にはデジタルツールが欠かせないものだが、「MemoNote」は紙のノートと同じ使い勝手を維持しながら、デジタル製品としての利便性の高さを実現した次世代のデジタルノートとなっている。
ペーパーレス社会に対応可能な電子ノート
日本の企業や組織においても徐々にペーパーレス化が進んではいるものの、その歩みはそれほど早いものでもない。もちろん急なシステムの変更はコストなどの問題から難しいという理由もあるが、紙を使った業務の方が時として都合が良いこともあると感じる人が多いことも挙げられるだろう。
確かに電子媒体の資料や電子ノートのようなものは感覚的な取り回しが難しく、すぐに気になった事を記入しようとしても微妙にラグが生じてしまうなど、ストレスに感じてしまうことは少なくなかった。
しかしながらMemoNoteの場合はまずこの書き心地が特徴となっている。MemoNoteは書く事を生業とする人を意識したデザインとなっており、その書き心地は紙のものと変わらないレベルに達している。
開発チームによる独自の研究により、MemoNoteはデジタルスクリーンであっても従来まで紙を利用していた人が自然とシフトできるよう設計されているという事だ。
書き心地や筆跡、スクリーンの反応速度は全く自然に再現されているため、紙に慣れ親しんでいた人でも不便を覚えることはないだろう。スクリーンそのものもスマートフォンのスクリーンなどに比べて目に優しく、電子媒体として使用者に大きな負担を負わせてしまう心配もない。
また実際の紙とは違い、ストレージの上限に達するまでひたすらにテキストやスケッチを描き続けることができる。紙で繰り返しものを書いていると、資源を大きく無駄遣いしてしまい、ゴミが多くなる原因やコスト増加に繋がってしまう。
しかしながら電子媒体であればデータの消去のみで書いたものの整理は可能な上、部屋がちり紙で埋まってしまう心配もない。
ペーパーレス化はこのように無駄遣いが発生しやすい状況を改善するだけでも大きな効果が期待できるのである。
紙としての描き心地+αのMemoNote
プライベートな資料や機密保持に役立つのもデジタル媒体である。MemoNoteはプライベートモードも内蔵されている為、第三者に見られたくないものには書いたものそのものに鍵をかけてしまうことも可能だ。
あるいはライトアップ機能も活躍の機会は多いはずだ。暗い場所で紙を取り扱うにはランプなどを用意する必要があるが、そういったものが手元になければ暗闇での作業は難しい。
MemoNoteはスクリーンのライトアップ機能を有している為、いわば光る紙のような形でノートを取ることもできるだろう。
携帯できる電子媒体という特徴を生かして、MemoNoteはポータブルバッテリーとして手持ちのスマートフォンを充電することもできる。普段はMemoNoteを利用せずとも、ポータブルバッテリーがわりに持ち歩けば、ノートを持ち歩く習慣を身につけるのにも繋がるだろう。
また、MemoNote内で書いたスケッチやテキストはそのままクラウドストレージなどに移し、デジタルで保存することもできる。
これまで紙に書いたものなどは一度スキャナなどでデジタル化しなければならなかったが、この機能があればその心配もなさそうだ。
MemoNoteは現在Kickstarterで出資者を募っており、1台あたり59ドルで注文することができる。ポータブルバッテリーとしての機能などを踏まえるとリーズナブルな価格設定となっており、日本からの注文も可能な為、一台手元に置いておくと便利なものになるだろう。