日々の生産性向上に役立つタスク消化専用タイマー「GetProductive Alpha」
作業効率の向上はより多くの成果を上げるためにたくさんの時間を確保することよりも重視されている。少ない時間でも集中して作業に取り組むことで、倍の時間をかけてだらだらと作業するよりも短い時間で成果を上げることもあるほどだ。
仕事の効率化は個人の才能よりも取り組み方に左右される節もあるので、うまくやればその日から作業効率を何倍にも高めること可能だ。
「GetProductive Alpha」そんな私たちの日々の生産性を底上げする手伝いをしてくれる、専門のタイマーとなっている。
作業効率が大きな経済損失を生んでいる?
GetProductive Alphaの開発チームが発表する試算によると、就業中の人たちは毎日平均して3時間程度の時間の浪費が見られるという。その理由として、何らかの要素が職場で業務の妨げになっていることが挙げられている。
集中力というのは短期的に継続して物事に取り組むことで生まれてくるものだが、集中している最中に何かがそれを妨げると、また初めから集中力を養っていかなければならない。集中して物事に取り組めなければそれだけ生産効率も下がり、生み出せる成果にも相応のクオリティの低下が出てきてしまう。
また、このような業務中の時間の浪費によって、年間あたり6500億ドルもの損失が生まれているという結果も試算されている。一人当たりの作業効率の低下はミクロで見れば些細なことかもしれないが、これが労働者全体の効率の問題として捉えると、経済的に大きな打撃となっていることがわかる。
GetProductive Alphaはこのような損失を解決するために誕生したデバイスだが、基本的な機能はいわゆるポモドーロタイマーである。
生産性向上に最適化された次世代のタイマー
ポモドーロタイマーは生産性向上を図る取り組みとして最もポピュラーなものの一つだが、シンプルでありながら高い効果を得ることができる。キッチンタイマーなどを利用し、作業に1時間程度の制限時間を設けることで、時間内に終わらそうという心理を利用して集中力と作業効率の向上を促すものだ。
1時間程度の制限時間で短期的に集中して仕事に取り組み、制限時間終了後は5分程度のインターバルを挟む。これによって効果的に休憩を挟み、必要以上に疲労を溜め込まずに継続的に同一のパフォーマンスを続けることができる。
GetProductive Alphaの基本機能としてこのポモドーロタイマーを内蔵しており、ダイヤルを調節することで好きな時間に作業時間を設定できる。スタートボタンを押せばカウントダウンが始まり、ゼロになるまで集中力を切らさずにいることができるだろう。
タイマーの残りの時間はLEDランプで表示されるので、目盛りやデジタル数字を眺めずとも感覚的にあとどれくらいで制限時間が来てしまうかを直感的に理解できる。ポモドーロタイマーは時として制限時間がわかりづらいゆえにいまいち効果を実感できない場合もあるが、GetProductive Alphaの場合はその心配もないだろう。
GetProductive Alphaはストップウォッチとしても利用することができる。制限時間を設けるだけでなく、必要な時間を測定するのにも活用できるというわけだ。
また、GetProductive Alphaには専用のスマートフォン向けアプリも存在する。アプリケーションからは利用状況に関する統計情報を確認することができ、どれだけ作業を行ったかをグラフ化して確認できる。
また、GetProductive Alphaのようなポモドーロタイマー専用のデバイスを利用することで、スマートフォンを身近に置いて置かずに済むというメリットもある。
スマートフォンは便利でストップウォッチやポモドーロタイマーがわりに利用することもできるが、近くに置いておくとかえってSNSなどで時間を浪費してしまう可能性もある。
多くの人が作業を中断させられる理由としてスマートフォンを挙げているが、GetProductive Alphaはタイマー専用のデバイスなので、そのような余計な気が散ってしまう心配はないだろう。
サイズも10センチに満たない小型のタイマーとなっているので、テーブルの隅っこに置いておくことも容易だ。デザイン的にもキッチンタイマーのようにファンシーすぎないミニマルなものとなっているので、インテリアのバランスを崩してしまうこともないだろう。
GetProductive Alphaは現在Kickstarterで出資者を募っており、35ドルの出資で一台購入することができる。