旅先や出張先のベッドも清潔に「CleanseBot」

旅行やビジネスでの出張の際、普段とはなれた場所での寝泊を強いられることもあり、うっかり体調を崩しやすくなってしまうという人は少なくない。長い間同じ場所で生活していた人にとっては、眠る場所が変わるだけでもストレスを感じてしまうものだ。


そしてさらに気になるのが宿泊先の衛生環境である。高級ホテルのように管理が行き届いている場所であれば早期にする必要もないかもしれないが、安宿やAirbnbなどを利用した民宿などでは衛生面に不安を覚えてしまう。

宿泊先のオーナーを信用しないわけではないが、精神的にも完璧に清潔な状態を維持したいというときに使えるのが今回紹介する「CleanseBot」だ。

旅先でのデリケートな体調管理を手助けしてくれるロボット

旅先で風邪をひいたり体調を崩すということはストレスや疲労の問題だけでなく、実際に普段は触れないような細菌やバクテリアと多く接触していることが原因の一つとして考えられている。

特に寝泊まりする場所では悪影響を受けやすいため、この点を改善するだけでも体を壊してしまうリスクは大きく減らすことが可能になるはずだ。

CleanseBotはそんな旅先での衛生状況を改善してくれるロボットで、ベッドの上を走らせるだけで除菌をおこなってくれる頼れる存在だ。ホテルのベッドの表面に存在するバクテリアや細菌などはこれでほぼ除去できてしまうだけでなく、部屋の中の埃や細菌がたまりやすい箇所でも活躍が期待できる。

室内でもっとも有害な細菌などがたまりやすい箇所は、ライトスイッチの部分やテレビのリモコンなど、ベッド以外にもいくつか存在する。いずれも多くの人が触れる場所でありながら、掃除がおろそかになってしまいやすい箇所だ。

三つのモードを使い分けて活躍

CleanseBotは必要に応じてベッド以外の場所でも活躍できるよう、3つのモードを備えている。一つはアンダーブランケットモードで、ベッド掃除に活躍してくれる。掛け布団の下に潜り込ませることでおよそ30分の除菌をおこなう。

旅先や出張先のベッドも清潔に「CleanseBot」

CleanseBotの発しているUV-Cライトはベッドの表面だけでなく、その上の掛け布団の除菌もおこなってくれる。備え付けの18のセンサーを活用し、スマートマッピングによってベッドの形状を把握。目を離している間に落下してしまうという心配もない。

また、単に進行方向にオブジェクトの有無や地面の有無を確認できるだけでなく、スマートAIを活用して進行方向にあるオブジェクトの質感や硬さをも認識することができる。

これにより、本当に避けなければいけない障害と、ブランケットや枕などとの違いを確実に判断できるようになっているのだ。

CleanseBotは一度の充電の所要時間が4時間で、最大3時間の連続使用ができる。ホテルにチェックインしてから使用し、充電するというルーティンでの活躍が期待できる。

二つ目にハンドヘルドモードだ。これはCleanseBotを走らせるのではなく、ハンドルカバーを使って直接手で掃除を行うモードで、ベッドのような平坦な場所ではなくテレビのリモコンやライトスタンド、ノートパソコンなど入り組んだ形状のものを掃除するのに有効な方法となっている。

洗面台やピローケースなど、ホテルにはベッド以外の場所にも清掃が必要な箇所はいくつも存在する。少しでも心配になった場合は、このハンドヘルドモードで直接除菌を行うと良いだろう。
また旅先だけでなく、このモードは普段の清掃にも活用できるため、消毒液などの強力な洗剤を使わずとも除菌が可能だ。

ペットや子供がいる家庭などでは重宝することだろう。

三つ目はパワーバンクモードである。CleanseBotは旅行先での使用を想定されているため、本体をUSBのポータブルチャージャーとして活躍させることも可能だ。

バッテリーはパナソニック製の最先端のモデルを搭載しており、3700 mAh分の電力を迅速にチャージすることができる。

ポータブルチャージャーは持ち歩くのを忘れてしまうこともある不安があったが、Cleansebotはであれば清掃道具として持ち歩くことになるため、バッテリーを家に置いてきてしまう心配もないだろう。

旅先や出張先のベッドも清潔に「CleanseBot」

CleanseBotは現在Kickstarterで出資を募っており、99ドル以上の出資でCleanseBotのスターターパックを一台購入することができる。

発送は2019年の4月を予定しており、全世界の注文に対応してくれる。