AI搭載の高画質プロジェクター「Nebula Capsule II」

今若者の間人気なのは、テレビではなくプロジェクターであるという。テレビ番組を見なくなった代わりにストリーミングサービスを利用するようになったので、何もテレビでなくともPCやスマートフォンさえあれば良いためだ。


ただ、できることならスマートフォンの小さな画面よりも、劇場のような大画面で映像を楽しみたいというニーズは存在する。ムダにスペースは取らずに大きな画面で映像を流すことができるのがプロジェクターというわけだ。

プロジェクターは確かにテレビを購入するよりも安価に済ませられるが、ハイエンドな画質と機能を楽しみたい場合、少し高価なモデルを購入してみるのも悪くないだろう。

どうせ買うなら良いものを、と考えている人がチェックしておきたいのは、「Nebula Capsule II」である。家庭用シネマプロジェクターとして映像を投影することができるだけでなく、アウトドアなど場所選ばない活用方法をはじめとする使い勝手と映像のクオリティで高い満足度を与えてくれるはずだ。

Capsule IIは家庭用のプロジェクターでありながら、720p HDの高画質プロジェクションを行うことが可能だ。


高画質な次世代プロジェクター

従来のプロジェクターであれば画面は大きいものの480pのプロジェクションで満足する必要があったため、映像出力デバイスとして高画質化という正統進化は誰にとってもありがたい性能の向上と言える。100インチのスクリーンに東映してもその質や色が損なわれることもないだろう。

映像の出力にあたり、Capsule IIは自動でフォーカスを絞り、最適な状態を維持してくれる。このオートフォーカス機能はわずか1秒で調整が行われるため、ユーザーがいつまでも最適な焦点距離に悩まされてしまう心配もない。

重力センサーを活用することで最適なアングルと向きを調整し、映像出力に必要な長方形のイメージを自動で形成してくれるのである。

また、Capsule IIはその明るさも従来のモデルと比べると大きな違いがある。これまではおおよそ100ルーメンが平均的な光度の高差であったところ、Capsule IIの場合はその二倍に当たる200ルーメンを確保することに成功している。

これはOSRAM LEDsの提供するテクノロジーにより実現したものだが、さらに独自のIntelliBright™ テクノロジーにより、どんな環境においても明るさを自動調節し、常に見やすい光度で映像を描写し続けてくれるのが魅力だ。

映像描写が優れていても、次に指摘されるのが音質の問題だ。平均的なプロジェクターではあくまでも映像を大きく表現することに注力していることが多く、大抵の場合音声出力には力を入れていないか、そもそもスピーカーが搭載されていないことも少なくない。

Capsule IIは以前のモデルであるCapsuleに比べて60%のパワー増大が行われているだけでなく、大きな空間において使用することでさらなるパワーと空間性を体感できるよう設計されている。言い換えると、より大きなスペースで、より迫力が得られる構造というわけだ。

ただ出力するだけじゃないCapsule IIの魅力

そしてAndroidTVにデフォルトで対応しているのもCapsule IIの特徴だ。AndroidTVはGoogleplayと連携して、数多くのテレビ番組や映画、ゲームなどを提供し、Youtubeなどその他のストリーミングサービス共連携してくれる優れたサービスだ。

音声検索に対応し、利用履歴からオススメのコンテンツを進めてくれるといった使い勝手のよさも特徴となっている。


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また、Capsule IIにはGoogleの提供するAI、Googleアシスタントが内蔵されているため、コンテンツ検索にとどまらない操作を行うことができる。画面を見ながら見たいものを選ぶ必要も無くなるため、なかなか探しているものが見つからない悩まされることもなくなるはずだ。

Capsule IIはアウトドアでの活用も難なく行えるのが嬉しいポイントだ。屋外でのプロジェクションであればCapsule IIの特徴でもある大型スクリーン上映や広い空間を生かした音響などを体感できるため、むしろ積極的に外へ持ち出すことが求められる性能とも言えるだろう。

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もちろんキャンプの際にテントでこじんまりと映像を楽しむなど、その使い方は多岐にわたる。

Capsule IIは現在Kickstarterで注文を受け付けており、399ドル以上の出資で本体やリモコンなどがセットになったスターターセットを購入することができる。

定価は600ドル程度を予定しているため、今回注文可能なプランはかなりお得なものとなりそうだ。