性能も良し見ても良しの次世代空気清浄機「brēth」
特にインフルエンザや風邪が流行しやすい冬の時期となれば、空気が悪くなることの病気のリスクは高まる。定期的な換気も寒さの厳しい外気との戦いとなってしまい、ますます空気の入れ替えが億劫となってしまうのである。
また、都会に住んでいると満員の通勤電車や人が殺到する駅周辺の建物など、とにかく人に溢れていて空気の悪い場所での滞在時間が長くなってしまう。
たとえ窓を開けて換気をしていても、ホコリや排ガスが含まれた空気が外から入ってくるようでは、換気としては逆効果となるだろう。
そんな時に活用したいのが空気清浄機の存在だ。空気清浄機は窓を開けずとも空気を入れ替えることのできる便利な代物だが、「brēth™」は従来の空気清浄機とは異なる、次世代のプロダクトとしてリリースされた。
植物を用いた新しい空気清浄機
一見するとただの植物栽培キットのようにも思えるbrēth™だが、その中身は新しい循環システムが組み込まれた自然負荷のかからない空気正常システムだ。
brēth™の空気清浄の仕組みは、やはり見た目からもわかるように植物が重要な役割を果たしている。
植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を排出するということでエコロジーな空気を生成してくれる生き物だが、brēth™はそんな植物に大きな負担を与えることなく、効率よく周囲の空気を綺麗にしてくれる仕組みが整うよう設計されている。
brēth™が周囲の空気の毒素と二酸化炭素を取り込み、植物に提供する。植物はbrēth™から栄養素としてそれらを受け取り、より大きく成長するのだ。
brēth™の効果は度重なる実験の結果、かなりの空気清浄効果を出していることが数字とともに明確に表されている。
実験では、一度フィルターを空気に通過させるだけで、空気中の7割もの毒素が浄化されていることがわかっている。
https://gobreth.com/ambient-group-study/
brēth™は小型で機械的な外見ともかけ離れていながら、これまでにない空気清浄効果をもたらす新しいタイプの機器であることがわかるだろう。
植物の育成も簡単
植物はそもそも哺乳類や昆虫と違い、光・水・空気が整えば生きていくことのできる生き物だ。brēth™では空気はもちろんのこと、備え付けのランプを使用することで育成に十分な光量を確保する。
ランプは日光と同じ周期を維持するため、12時間ごとにオンとオフが切り替わるよう設定されている。この設定はカスタマイズによって好みのタイマーに切り替える事も可能だ。
また、水に関しても植物を育てるために定期的に与えてやる必要があるが、それ以外にも水は余分なものが除去され、新鮮で清潔な空気をbrēth™が生成するためにも使用される。
brēth™に貯めておく水は最大で10日ぶんほどになり、センサーによって常にどれくらいの水が残っているかを管理してくれる。
もし水の残量が少なくなった場合、自動的にセンサーが検知してそのことを外側に取り付けられているインジケーターによって容易に判断することが可能だ。
また、本体だけでなく、スマートフォンの専用アプリをダウンロードすることで、brēth™に搭載されているセンサーや機能を十分に活用する事もできる。
例えば水の残量にしても、設定次第で現在の残量をリアルタイムで通知してくれる上、インジケーターに表示されるような残量低下の際は、自動で通知してくれるよう設定されている。
これにより、仮にインジケーターのサインに気づかなくとも、スマートフォン上にそのことを通知してくれるということであれば忘れてしまう心配もないだろう。
brēth™にセットする植物だが、全部で三つの植物をセットでき、brēth™からは3パターンの植物のセットから一つを選べるよう提供される。
自分の趣味や部屋の環境に合わせて、好きなものを選ぶと良いだろう。
brēth™の開発チームはプロダクトのリリースに合わせ、熱帯雨林と野生のボノボを守るためのキャンペーンも実施する。植物の力で空気を浄化するbrēth™であるが、これは地球環境を守る上でも重要な特徴である。
brēth™の売り上げの5%はボノボを守る会へと寄付され、brēth™の購入が直接地球環境の維持につながるというわけだ。
そんなbrēth™は現在Kickstarterで出資者を集めており、一台当たり130ドルで購入が可能だ。
おそらく植物を取り扱う理由から、アメリカ国外への発送は現在対応していない。日本での購入は、もうしばらく待っておく必要がありそうだ。