ペットの留守番もこれ一台で安心。スマートトイの「VARRAM」
大抵の場合動物は長時間独りで放置されてしまうとストレスがたまり、運動不足になってしまうものだ。愛玩用として家に招き入れた以上、できる限り他の動物や人間と接している時間は長い方が健康にも良いのである。
そのため仕方なく留守番をさせている間にも、できれば彼らを悲しませないよう工夫を施す必要があるが、これまでのおやつやおもちゃといった方法では限界もある。
そこで活用したいのがAIやロボットといったテクノロジーの力である。動物とテクノロジーという組み合わせはあまり思いつきにくいが、リーズナブルかつ安全なペットトイとしては、こういった技術は相性が良いと言えるだろう。
「VARRAM」はそのような現代人のペットトイ需要を考慮して誕生したプロダクトで、たとえ家に人がいない状態でも留守番をしている犬や猫が退屈しないように彼らの相手をしてくれる画期的なロボットだ。
ペット向けの健康増進トイ
人工知能やロボットのテクノロジーは、まだまだ人間が満足できるような技術力を持ち合わせてはいないが、動物であれば彼らを十分に満足させる運動機能などを獲得することは難しくない。
たとえば激しく動いたり、おやつを自動的にあげられるような機能である。
VARRAMはそのような機能で彼らの欲求を満たし、家族が帰ってくるまでの退屈しのぎとして十分な役割を果たしてくれることだろう。
現代のペットたちの多くは、運動不足ゆえに肥満気味になっていることが多い。日中から十分に遊んでおくことができなければなかなか運動不足を解消することは難しいものだ。
同時に、運動が不足してしまうことでストレスもたまりやすい気質になってしまう。ストレスがかかるとペットはどうしても家の中での粗相が増えたり病気を患うリスクも大きくなるので、ストレスフリーな環境を整えてやることがあらゆる問題の解決につながるのである。
VARRAMはどのようなサイズのペットにも対応できるよう、ちょうど両手に収まるほどの大きさで作られたロボットである。二つのホイールによって自由にペットの周りを駆け回り、遊び相手となってくれるのだ。
一度遊ぶ時間を決めておけば、そのスケジュールに則って自由に動き回ってくれる。内部にはおやつケースが収められており、ペットが気乗りしないときでも彼らを動かすためにおやつを使い、運動する気にさせてくれるという優れものだ。
多くの機能を備えるVARRAM
VARRAMはもちろんリモートコントロールによって人間が操作することもできる。VARRAM本体の運転はもちろん、おやつを与えるタイミングも自由にコントロールし、一緒に遊べるおもちゃとして非常に有効だ。
ペットと遊ぶとなると、気になるのがその耐久性だ。VARRAMはスマートロボットでありながら高い頑強性を持っており、高いところから落としたり、噛み付かれても壊れてしまうことはない。下手に破損するとペットにけがを負わせてしまうかもしれないが、その心配がないのはVARRAMの長所である。
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VARRAMの挙動はセンサーによって制御されており、障害物などは自動で避けてくれるようになっている。不自然な挙動によって、勝手に動作不能になってしまう心配もない。
また、長く使いたいおもちゃだからこそ、衛生面にも気を配りたい。VARRAMはそのまま洗うことができ、簡単に掃除を行うことが可能なのもポイントだ。
リモートコントロールの際にも使用するスマートフォン用アプリケーションを使えば、挙動などの詳細を設定することもできる。走行パターンを色々と変えて身たり、スリープモードの設定はマンネリを防ぐためにも重要な機能となるはずだ。
VARRAMはKickstarterで注文を受け付けているが、Kickstarterの限定特典としてオフロードタイヤが付属する。フラットなタイヤに比べ、機動性に優れるこちらのタイヤも活用すると、よりアグレッシブな挙動にも耐えられるだろう。
VARRAMは一台当たり89ドルで販売されており、アメリカから世界各国への配送にも対応している。
日本からの購入も可能で、注文者へは2019年の1月より随時発送が行われる。
今ではまだペットロボットを見かけることはあっても、ペット向けのロボットトイを見ることは少ない。特にペットを思い切りあそばせることが難しい都会人にとっては重宝するプロダクトとなるだろう。