スマートロックの無限の可能性をあなたに「Keago」

ドアロックのテクノロジーは今や様々なロックシステムを私たちの生活にもたらし、ライフスタイルの変化にも影響を及ぼしつつある。

スマートフォンの指紋認証や顔認識システムのように、今日のロックシステムのトレンドは、どちらかといえば「いかに開けやすいシステムか」というところに焦点が置かれている傾向にある。

確かに先進国では犯罪率も低下傾向にあり、不法にドアロックを破られるという事件もあまり耳にはしなくなった。とはいえロックシステムの本来の目的は、不正な侵入をブロックすることにあるのだから、高いセキュリティシステムを有しているに越したことはないはずだ。

新たなスマートロックシステムとして開発された「Keago」は、そんな開けやすさで選ばれるトレンド性も抑えつつ、ドアロック本来のセキュリティの重要性にも注目したプロダクトとなっている。

スマートロックの無限の可能性をあなたに「Keago」

ミリタリーレベルの頑強性を発揮

Keagoはセキュリティファーストを掲げるだけあり、並みのスマートロックシステムとは一線を画する頑強さを備えているのが一つ目の特徴だ。

一般的に出回っているロックシステムよりもはるかに厚みがあり、素材はステンレススチールで中身が覆われている。どれだけ高度なテクノロジーが使用されたドアロックでも、そのままこじ開けられるほど柔らかくては元も子もない。

マルチレイヤーペイント加工により、天候による影響にも左右されない。衝撃耐性も強く、長年使用するぶんにもちょうど良い仕上がりとなっている。

内蔵バッテリーも2年程度の運用が充電なしに可能となっているので、まさに長期運用に最適のスペックである。

また、ハッキング対策にも万全を期している。Keagoはミリタリーレベルの暗号方式であるAES256を採用しているため、多少のイタズラ程度のサイバー攻撃ではハックされてしまう心配はない。家庭用のドアロックとしては、十分すぎると言えるだろう。

Keagoのロックシステム

開錠方法としてKeagoは5つの手段が用意されている。まず一つ目は一般的な鍵穴に鍵を差し込むタイプのもので、スタンダードなドアロックに馴染みのある人にも安心のロック方式だ。


二つ目に指紋認証タイプだ。これはiPhoneのようなスマートフォンにも採用されているものと同じようなシステムとなっており、普段からスマートフォンの解錠にこれを利用している人は使いやすいタイプとなるだろう。

三つ目にパスコード方式である。これもロックとしては古典的なものになりつつあるが、鍵も入らなければ指紋が正しく認証される必要もないため、安定して開錠しやすい方式の一つである。

四つ目にスマートフォンを用いた開錠である。あらかじめ自分のスマートフォンとKaegoを認証しておき、Bluetooth接続でスマートフォンをKaegoに近づけることで開錠できてしまうという方式だ。専用のアプリケーションから開錠できるようになるため、スマホをいじりながら開錠できてしまう。
5つ目にBluetooth専用デバイスによる開錠である。これはオプションで販売されているBluetooth接続デバイスをKeagoとリンクさせることで開錠するという方法で、スマートフォンを使わずに開錠したいという時には便利なロックタイプである。

そしてこれらのロックタイプに特定の有効期限を設け、好きなように組み合わせることで一人一人のニーズに見合ったキーを提供することもできる。

例えば一回限りの解錠が可能なパスコードを誰かにシェアしたり、あらかじめスケジューリングしたその日だけ有効な指紋を登録しておいたり、家主向けのマスターキーとして永遠に使えるスマホデバイスを設定したりと、多様な使い方ができる。

最近ではAirBnBのような民泊サービスも活発になっているが、宿泊者向けのドアロックとして提供するには優れた機能となってくれるはずだ。

Kaegoには3つのパターンのデバイスが存在しており、どのモデルでも同様の性能を有している。自宅のドアのタイプに合わせたモデルを選ぶことができ、取り付けられないドアはほぼないと言えるだろう。

スマートロックの無限の可能性をあなたに「Keago」


電子ロックによく見られるのはモーター内蔵型のクラッチシステムだが、Kaegoは異なるシステムを採用したスマートクラッチとなっている。これにより、動作不良などの不具合のリスクを軽減することに成功している。

Keagoは現在Kickstarterにて注文を受け付けており、安価なモデルであるIndoor Latchを99ドル程度で購入することができる。発送は世界各国に対応しており、日本からの注文を行うことも可能だ。