ノートPCを使いながら手軽にデュアルモニターを実現「DUO」

日頃からよくPCを使う人であれば、これまでに一度は複数台のモニターを同時に接続するという使い方に憧れを持ったことがあるのではないだろうか。映画などでもよく見られるモニターの同時使用だが、使い方によっては非常に便利な機能を発揮してくれる。

例えば株価の推移を一目で判断できるようになるという利点がある。モニターを横並びにつなげればつなげたぶんだけこれまでの値動きを一つなぎに閲覧することができ、熱心に投資家にとっては値動きの予測には不可欠のシステムを構築できるのだ。

あるいは3Dモデルなどのデザイン、プログラムを扱うエンジニアにも人気だ。正面の画面でコーディングなど部取り組みつつ、隣に備えた画面でプログラムを実行した際の挙動を確認したり、設計図を表示させながらメインのモニターで作業するなど、実に多くの手間を省き、イメージを掴みながら作業に取り組めるというのはストレスの少ないものである。

問題はモニターを複数台用意するというのはコストがかさみ、ある程度のスペースを要してしまうという点だ。また、ラップトップをメインにPCを利用する場合、ラップトップとモニターのサイズに差が生まれたり、同期して利用しづらいという難点もある。もちろんラップトップ本体以外のモニターを持ち歩けないため、機動性が失われてしまうというところも問題だ。

しかしこの度リリースされる「DUO」は、これまでノートPCに求められてきたデュアルモニターとしての機能を全て盛り込み、どんなラップトップにも対応できる外付け式の最新モニターとなっている。

新しいタイプの外付けモニター

これまでの外付けモニターは、デスクトップタイプのものがほとんどで、ラップトップにも対応しているものの、ラップトップならではの機動性が失われてしまう点については何も対策が打たれてこなかった。

確かに複数台のモニターを接続して使用するというのは外出先で使用する用途とは思えず、それに対応させるメリットもそこまで大きなものではないと思われてきたのだろう。

しかしながら、DUOの場合は完全にラップトップに対応した折りたたみ式デュアルモニターとして開発された新しいタイプのモニターだ。フォルムはまるでカバー付きのタブレットデバイスのようだが、ラップトップに取り付けることでその効果を発揮する。

DUOはPCと本体をUSBプラグによって接続し、あとは好きなようにモニターを展開するだけで利用できるシンプルな使い勝手も魅力の一つである。

モニターの展開は右と左どちらでも可能で、180度向きを変えることで本体ディスプレイの背面にモニターを展開することもできる。

DUOを使えばラップトップを通常通り使いつつ、対面している相手にプレゼン資料や動画像をDUOのモニターを活用して表示することもできるというわけだ。

ノートPCを使いながら手軽にデュアルモニターを実現「DUO」


対応するラップトップコンピューターも多様で、一般的に市販されている全てのコンピューターに取り付けることが可能だ。ディスプレイのサイズは12.5インチで、通常のディスプレイとほぼ同じサイズと見て問題ない。

モニターの画質は1080pに対応しており、現行モデルのディスプレイに画質が劣るということもない。グラフィックが重要視される用途においても、DUOは問題なくその力を発揮してくれることだろう。

コストパフォーマンスにも大きな期待

マルチディスプレイによる作業効率の変化は決して過小評価できるものではなく、DUOを導入したことにより150%に作業効率が上昇したというデータも存在する。

タブをタスクごとに一つのディスプレイで開いたり閉じたり、整理している時間は大きく生産性を阻害してしまう可能性があり、集中力の低下にもつながってしまう。

また、新しくモニターを導入するのはコストのかかる作業でもある。

デスクトップコンピューター用のモニターの場合、スペースもとる上どれほど使用するかもわからないものに数万円を費やしてしまうことになるが、DUOは2万円を超えない価格で購入できる上、どこにでも持ち歩くであろうノートパソコンに外付けて使用することもできる優れものだ。

万が一処分するということになっても、通常のモニターであれば粗大ゴミとなるが、DUOはそのサイズから処分にも大きなコストを要しないのが嬉しい特徴だえる。

ノートPCを使いながら手軽にデュアルモニターを実現「DUO」


ヂュアルモニターを一度試してみるという意味でも、DUOはスペースも取らないため良い実験になるだろう。

DUOは現在Kickstarterで出資者を募っているが、目標金額の3万5千ドルに対してすでに30万ドル以上の出資金が集められている。

それほど注目度の高いプロダクトであると同時に、世界各国への配送にも対応しているため、世界中から出資者が現れているのも大きな要因として考えられる。

日本からの注文も受け付けているため、興味のある人は注文して見てはいかがだろうか。