もうエアコンフィルターを汚いまま放置しておくこともなし。「FloSmart」

春や秋など気候の良い季節には必要ないが、夏と冬の時期に大きな問題となるのが室温である。夏の暑さは特に日本においては深刻で、都会に住んでいると熱の逃げ場がなく、太陽から送られて来る熱はすべて室温や気温の上昇につながって来る。

特に室内の気温の上昇率は異常で、毎年数人は熱中症でなくなってしまうという猛威を振るっている。

冬は熱中症の心配こそないものの、厳しい寒さがライフスタイルに大きな影響を与える。大雪などは交通機関を麻痺させることもあるが、氷点下の朝などを迎えた日には思わず体も痺れるような感覚にされてしまう。

そんな時に活躍するのがエアコンの存在である。夏は扇風機のようななうるい風ではなく冷風を室内に届けてくれ、冬にはストーブよりも効率的に室内を温めてくれるなど、季節を問わず活用できることが何よりのメリットだ。

しかしエアコンも機械であるため、定期的なメンテナンスが必要になる。特にフィルターの掃除は1シーズンごとに行う必要があるが、汚れ具合も個体差やタイミングによってまちまちなため、気が付いた時にやれば良いと手を抜いてしまいがちだ。

フィルターの様子を確認するには目視しかないのだが、いちいちエアコンのフィルターを露出させるのも手間がかかるし、何よりホコリが散ってしまうこともあるためそれを防ぐための準備も手間である。

そこで「FloSmart」を活用すれば、エアコンの定期検診もこれまで以上に簡単に行えるようになるだろう。

エアコンのフィルターの重要性

エアコンは無の状態から冷風や温風を生成しているのではなく、周囲の空気を取り込んで新しい風を作り出している。いわば呼吸のようなメカニズムがエアコン内部には存在しているのだが、その際に問題なのは空気を取り込む際に空気中の不純物も一緒に取り込まれていく点である。

不純物があまりにも機械の中に取り込まれてしまえば、エアコンは清潔な風を生成することができず、そのまま故障の原因となったり、汚れた風を室内に広めてしまう可能性もある。

そこで登場するのがフィルターの存在だ。フィルターはそのような不純物の侵入をあらかじめ防止し、清潔な風を送り出すためには必要不可欠の存在だ。エアコン自体はフィルターをつけなくとも動作するが、エアコン本体の長寿のためにも、常にフィルターはエアコンを利用する際には取り付けておくべきパーツと言えるだろう。

ただ。フィルターも長期間使用することで吸い込んだ不純物が蓄積されていく。蓄積されたホコリなどはある程度溜まったところで掃除しなければ、送風の際に風といっしょに室内へと放出されてしまうため、結果的にフィルターの意味をなさなくなってしまう。

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そこでFloSmartの登場というわけだ。FloSmartは自動でフィルターの状態を検知し、フィルターの掃除が必要かどうかを自動で調べてくれるのである。

使い方もいたって簡単だ。まずFloSmartとWi-FIを接続し、エアコンの内部、フィルターの外側にFloSmartを引っ掛けておく。

あとは不純物が蓄積されていくのをFloSmartが自動で判断し、フィルターの清掃が必要になった段階で自動的にWi-Fi経由で使用しているスマートフォンに通知を送ってくれるのである。

フィルターの状態検知は、FloSmart内部を通る空気の量を分析することで行われる。不純物が多くなると内部のチェンバーが動作し、そのセンサーによってスマートフォンにアラートが送られるという仕組みだ。

フィルターの管理で財布にも体にも優しい環境を

これまでは目視でフィルターの状態を確認していたのが、自動的にフィルターが状態を教えてくれるようになったので、無駄な検査だったり、フィルターの掃除を忘れてしまうことなく利用することができるおようになるだろう。

不純物の多い状態でエアコンを使用すると、まずきになるのが健康被害である。生活の中で生じるチリやホコリ以外にも、タバコの煙や花粉など、不純物には人間の健康状態に直接被害を与えてしまうものも存在する。

室内で生活する人にとって、エアコンを綺麗に保つことは自身の健康を守る上でも大きな役割を果たすことになるのだ。

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また、汚れたフィルターを連続使用することで、送風効率が下がり、結果的に多くの電気を消費することになってしまう。

面倒ではあるが、フィルターを綺麗にすることは風の通りをスムーズにし、電気代を節約することにも繋がってくるのである。

家庭用のエアコンはもちろん、FloSmartはオフィスのエアコンにも設置して使うことができる。特に複数台のエアコンを利用する時にはFloSmartも同じ数を導入することで、どのエアコンのパフォーマンスが低下しているのかを確認するのにも利用することができるだろう。