これまでになく手軽にコンパクトに楽しめるドローン「Fairy Drone」
日本も例外ではなく、都心部ではもちろんたとえ公園などのスペースに余裕のある環境でさえ、ドローンの飛行を禁止している場所もよく見かけるようになった。
禁止のサインが提示されるということはそれだけドローンがポピュラーになったということでもあるのだが、「Fairy Drone」はそんな規制が強まる中でもカジュアルに楽しめるドローンとして誕生したプロダクトである。
室内でもカジュアルに楽しめるドローン
私たちが普段よく見かけるドローンは、サイズが大きいものがほとんどである。軍事用として利用されているドローンは有人小型飛行機ほどのものも目zらしくないし、民間用・娯楽用として市場に出回っているものも一抱え以上あるものがよく目立つ。
かといって小さいドローンを探すとなると難しく、ラジコンのようにちゃちなものになってしまったり、飛行時間が極端に短いためにドローンを存分に楽しめないということもあるものだ。
Fairy Droneはそんな手軽にドローンというものを楽しみたい人に向けて開発されたドローンで、そのサイズは折りたたむとスマートフォン程度の大きさになり、重さも200グラムもないという超小型軽量性が特徴だ。
小型サイズのドローンは、少なくとも娯楽用で楽しみたい人にとってはメリットの多いモデルである。まず、持ち運びに困らないため、少し出かける用事のついでにドローンを持ち運ぶという場合でも、全く苦にならないためだ。
ましてFairy Droneはポケットに収まってしまうようなサイズのドローンである。ポーチやポケットに収納しておいてもいいし、車のポケットに入れておくのでも問題ない。従来のドローンであれば大きなケースに入れたりする必要があったため、この点は大きな利点であると言えるだろう。
また、室内で楽しむ分にもちょうど良いサイズとなるだろう。従来のドローンであれば室内で飛行させるのは難しく、小型とされるモデルでも練習するのが関の山といったところだったが、Fairy Droneであれば室内でも十分に楽しめてしまうサイズである。
ラジコンではないドローンとしての性能も高い
Fairy Droneのメリットはその小ささだけではない。CMOSセンサーを備えた1080pの高解像度カメラを搭載し、ドローンとラジコンで明確な区別をつけるための高機能なコンピューターが搭載されている点は他のドローンと同様である。
フルHD画質のカメラを搭載するFairy Droneは、ただ画質がいいだけでなく60度までの角度をつけた撮影もできるほど、カメラワークにも余裕のある動作が可能となっている。
そしてラジコンとは決定的に異なる点として、ドローンを特定のターゲットに対して追尾できたり、好みのカメラワークで撮影し続けることができる。マニュアルで操作せずとも自動的に姿勢を制御できる機能は、高性能なコンピューターが搭載されているからこそのゲイであると言えるだろう。
自動でターゲットを捕捉し撮影する機能、いわゆるオートトラッキング機能は、ハンズフリーでの撮影を可能にするだろう。例えば操縦者がコントローラーを収納し、手放しで歩行しているシーンを撮りたければ、ドローンに自分をマーキングさせて撮影させるだけで可能にあるということである。
ドローンのバッテリーも最大で16分ほどの持続飛行が可能となっており、長時間の撮影にも有効だ。また、ドローンには自動で初期位置にまで帰投できる機能を備えているので、万が一電波が届かない位置まで飛んでいってしまったり、電池切れが近づいた際には自動で元の場所まで戻ってくるようプログラミングされている。
操縦そのものも実にシンプルである。Fairy Droneには付属のコントローラーもあるが、スマートフォン用アプリをダウンロードすることで手持ちのスマホをそのままコントローラーとして扱うこともできる。
操縦はモーションセンサーにも対応しているので、まるでゲームのようにコントローラーを傾けながらの操縦も可能だ。
Fairy Droneは現在Kickstarterで出資者を募っており、3万ドルを目標金額に設定していたが、すでに17万ドル近い資金を調達することに成功している。
99ドル以上の出資でFairy Drone一台をリワードとして入手することができ、世界各国への発送にも対応しているので、日本からでも注文が可能だ。
日本ではドローンの規制が厳しいためか、販売されているドローンのバリエーションはそれほど多くはない。Fairy Droneのように小型サイズのものも珍しいため、ドローンの購入を考えている人にはオススメの一台となる。