洗剤を使わずに洗濯・消毒を行えるデバイス「WASHWOW 2.0」

私たちが洗濯をするのは見た目の綺麗さもそうだが、やはり衛生上の理由が大きいと言えるだろう。シャツや下着のような衣類は何日も洗濯せずに着用していると、汗や汚れが布に染み付いていってしまい、カビやニオイ、細菌が蓄積されてしまうため、健康上の問題も引き起こしてしまう可能性もある。

そのような理由から洗濯はできるだけこまめに行うべきことであるのだが、問題はきちんと除菌するためには洗剤を用意したり洗濯機を用意したりと、何かと設備が必要になってしまうところである。

これは特に旅行中や出張先で生じてしまうトラブルであると言える。旅先で汚れ物が出てしまった場合、そのためだけに洗剤を購入したり、洗濯機を借りたりする必要があり、そうでなければ不衛生な衣類を何度も着回さなければいけなくなるためだ。

「WASHWOW 2.0」はそんな洗濯の手間を大幅に削減してくれる機能を備えたデバイスで、洗剤がなくともまるで洗剤と洗濯機を使ったかのように衛生的な洗浄を行えるようになるのである。

コンパクトながらパワフルな性能

WASHWOW 2.0の見た目は一見するとポータブルスピーカーや石鹸かと思うほどのサイズである。重量は300グラムに満たず、旅行カバンはもちろん普段使いのリュックやバッグにも入れておけるほどのサイズ感だ。

洗剤などを持っていく場合であれば、必要や滞在期間に応じて持っていく分量にも増減があったものであるが、WASHWOW 2.0は常に同じサイズのものを持ち歩くことで機能を発揮するため、長期間の旅行などにも最適である。

使い方も実に簡単である。WASHWOW 2.0は電動で動くデバイスとなっており、付属のワイヤレスチャージャーを使用して充電を行う。

これまでの洗剤などであれば使用するたびに分量が減っていき、なくなってしまうたびに買い足す必要があったが、WASHWOW 2.0にはその心配は及ばない。また、洗剤を保管するのにも大きなスペースを要してしまうため、まとめ買いなどをすれば水回りのスペースを圧迫してしまうし、旅行の際も長旅となれば貴重なカバンの容量に影響を与えてしまう。

WASHWOW 2.0は省スペース、ゴミの排出削減につながるエコなプロダクトであると言えるだろう。

小さい体の中にメリットはたくさん。

充電が終われば、本体上部の網目の部分を回転させて起動する。１回転で20分間作動し、緑のランプが点灯する。2回転では青いランプが点灯し、25分間動作することができる。

あとはバケツやスーパーの袋などに衣類を入れ、水を注ぎ、その中にWASHWOW 2.0を放り込んで放置しておけば、洗浄は完了する。洗浄が終わったらもう一度洗浄した衣類をすすぎ、適当なところに干しておけば、洗濯機と洗剤を使うのと変わらないクオリティで衣類を洗浄してしまうことができるだろう。

大掛かりな機械も必要とせずに洗濯できてしまうのは、まず家庭であれば洗濯機を使わずに洗いたいデリケートな衣類の洗濯に重宝するだろう。余計な刺激を与えず、しかも洗剤によって衣類を傷つけてしまう心配もないため、もみ洗いよりもはるかに洗浄力が高く、かつ布に優しい。

旅先などでも同様である。水道水と水を入れるための入れ物さえあればWASHWOW 2.0で洗濯してしまうことができるので、余計な荷物は必要ない。また、コインランドリーやホテルの洗濯サービスを使う必要もなくなるため、節約にもつながることになるだろう。

WASHWOW 2.0の優れた機能は、活性酸素を発生させることがカギとなっている。機器の内部は陰極・陽極両方の電極を作り出す貴金属によってコーティングされ、水酸化物イオンや酸素、オゾンなどが汚れを水や二酸化炭素などに分解してしまう。そして次亜塩素酸はバクテリアの発生を抑え、ダニの付着から衣類を守ってくれるのである。これらの効果かから、WASHWOW 2.0の除菌率は最大で99.98%とと言われており、これは通常の洗濯機や洗剤などと同等レベルの洗浄力であると言えるだろう。

WASHWOW 2.0は現在Kickstarterで出資者を募集している。目標金額は日本円にして約140万円ほどとなっており、すでに460万円以上もの出資金が集められている。

WASHWOW 2.0本体は1万円弱の出資で一台をリワードとして手に入れるることができ、発送も世界各国に対応している。

これから旅行の予定がある人や、デリケート衣類の洗濯方法に困っていたという人は是非入手したい一台であると言えそうだ。