プロアマ問わず使えるコンパクトな高性能3Dカメラ「QooCam」

私たちの生活において、もはやカメラ撮影は当たり前の文化となった。スマートフォンが普及したおかげでデジタルカメラなどを持ち歩かずとも、内蔵のカメラのおかげで気軽に綺麗な写真を取ることが可能になった。

動画撮影も安価に販売されているカメラよりもはるかに優れたクオリティのものを撮影することができるようになった。

しかしながら、そのような高性能な機能を備えていながらも、本質的な性能の差に関しては一眼レフやプロフェッショナル向けの画質には及ばず、いくら最先端とはいえ小型内蔵カメラの限界が見え隠れする側面もある。

「QooCam」は比較的小型のカメラで、スティックのような形をしているため機動性に優れていることはわかるが、これであればスマートフォン用のカメラで良いと思ってしまうかもしれない。しかしながらこのカメラは120FPS撮影や3D撮影、4K画質とそのサイズに見合わない機能を持ち合わせているのである。

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コンパクトでスマートフォンの上をいくプロアマカメラ

スマートフォン搭載のカメラは画質が良いだけでなく、様々な機能も備えていることも良い評価を集めている要素の一つだ。例えばタイムラプス機能や60FPS撮影など、ただ動画像を撮影するだけでなく何らかのキャラクター性をもたせた撮影が現代人にとってのニーズの一つとなっているのである。

そして現行のスマートフォンでは対応できない撮影方法は、日常では見かけないメディアとして高い評価と注目を集めることになるが、QooCamは例えば高精度の360度撮影が可能になる点が大きな特徴の一つだろう。

立体的な撮影を得意とするQooCam

360度撮影はGoogleマップのストリートビューモードでも採用されているように、二次元的な画像ではなく画像を自在に動かし、自由に見たい方向を一枚の写真をいじることで調整し、まるで自分がその場にいるかのような体験をさせてくれる撮影方法だ。

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一般的なスマートフォンでは現状このような撮影機能は搭載されておらず、専用のカメラを導入する必要があったのだが、QooCamは片手サイズながらも360度撮影機能を搭載しており、しかも画質は4Kに対応しているという高精度な機能となっている。

360度撮影は画像だけでなく動画での撮影も可能で、ドローンなどに搭載すればまるで空を浮いているのかのような体験を撮影されたメディアから体験することが可能になるだろう。

また、360度撮影に対応したライブストリーミング機能の搭載も予定しており、ネットでのライブ放送やSkype通話などで、相手側から360度の映像を確認することができるようになるだろう。
立体的な撮影手段として、3D撮影にもQooCamは対応している。最近ではスマートフォンを専用のゴーグルにセットして鑑賞するVR動画などが多く見られるが、これを自前で撮影することができるようになるのである。

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もちろん画質は4Kに対応しているので、アマチュア撮影だけでなくプロフェッショナルカメラとしても十分に活躍することが見込める。

QooCamは何と言ってもその取り回しやすさが魅力的だ。そのため従来デジタルカメラをお出かけの時などの際に持ち歩いていたように、QooCamを気軽に持ち出すことで、思い出の動画撮影を3Dで撮影し、いつでもその時の光景をまるでタイムスリップしたかのように楽しむことができるようになるだろう。

QooCamがすごいのは動画撮影だけでなく、写真撮影にも優れた性能を発揮する。例えば撮影した写真のピントを後から合わせる機能を使えば、もうピンボケ写真とはおさらばすることもできる。

写真撮影の際に最も厄介なのが被写体にフォーカスを合わせる過程である。ここがうまくいかなければどれだけ構図が素晴らしくとも台無しになってしまいかねないのだが、QooCamの場合は構図さえ決めれば後は撮影し、編集の段階で自由にピントを変更できるので、もうフォーカスに悩む心配もなくなるのである。

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撮影機能に伴う、ハードウェアとしての優秀さもこのプロダクトの魅力の一つである。QooCamはその取り回しの良さに加えて、手振れ補正機能も備えているので、スタビライザーを使わずとも安定したフォトシューティングが行える。ついつい取り回しの良さに甘えてアクティブに動いてしまいがちになってしまうところだが、QooCamはその心配もなさそうだ。

QooCamは現在Kickstarterで出資者を募っており、3万ドルを目標金額に設定している。本体価格は299ドルに設定されており、これだけの高性能な機能を備えているカメラとしてはリーズナブルなプロダクトであると言えるだろう。

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