ユニークな形状と高機能性が特徴の新型折りたたみドローン「Leve Top」

ドローンは少し前から一気にポピュラーになり、様々な民間のメーカーから多くのドローンが発売されてきた。

しかしながら性能やそのユニーク際に関してはどれも横並びとなっており、価格帯の違い以外で大きな個性を持つドローンは数える程しかいなかったと言えるだろう。逆に言えば、現代のドローンはジェット機などと同様、すでに完成された形状を追求してしまったとも考えられる。

一方の「Leve Top」と呼ばれる今回リリースされるドローンは、これまでの平面的な形状をしたドローンとは一風変わった立体的な形をしている。まるで水筒のような円筒型をしたこのドローンは、これまでのドローンとは異なるアプローチでのポータビリティを追求し、その立体性を活かした大容量バッテリーと構成のカメラ、コンピューターが売りのモデルとなっているのが注目すべきポイントである。

円筒型をしたこのドローン

円筒型で高いパフォーマンスを発揮

Leve Top最大の特徴をあげるのであれば、やはりその形状について触れずにはいられない。これまでのドローンにはあまり見られなかった円柱形が採用されている理由には、まずプロペラを収納できる空間としての役割は一つにある。

これまでのドローンであれば平面性でポータビリティの向上に努める節があったため、どれだけドローンを薄くできるかというところに焦点が当てられ続けてきた。しかしながらLeve Topは平面性ではなくあえて立体的な形状の中でのポータビリティを模索し、水筒やポータブルスピーカーに近い形状を採用したことで衝撃にも強く、カバンに入れたり手持ちしやすいことで「持っていきやすさ」を実現することに成功した。その立体性を活かして中にはプロペラを収納し、普段使用しないときや持ち運びする際には筒の中にしまいこむことでドローンが破損してしまうことを防いでいる。

円筒型で高いパフォーマンスを発揮

筒型はかさばりにくく、ダメージも受けにくいので実はドローンのような繊細なガジェットや、スピーカーのような機械には適した形状とも言える。立方体よりも細長い形状の方が面にかかる圧力も少なくすむためだ。

また、Leve Top専用のキャリーケースも付属しており、収納の際や持ち運びの際にはこれを利用すると良いだろう。

Leve Top専用のキャリーケースも付属

また、円筒形を採用したことにより比較的大型のバッテリーを収納することも可能となったため、飛行継続時間も最大20分と小型ドローンにしては長時間の飛行が可能となっている。

ポータブルドローンはコンパクト性が売りだが、そのぶん持続時間も10分持たないようなスタミナの低さが問題としてあげられてきた。Leve Topは円筒型でその問題を克服することに成功したモデルといえそうだ。

大型ドローンに見劣りしない性能

本体部分のサイズが大きいぶん、カメラやコントロール性能もかなりのものが期待できる。CMOSセンサーを導入したレンズでは1080p撮影も可能となっており、視野角も120度とかなり広角である。操縦に関してもスマートフォンからのコントロールが可能なほか、プロペラさえ主導で展開してしまえばあとはワンタップで飛行、ホバリングが可能であるという操縦のシンプルさも特徴的だ。
また、スマートフォン操縦である特区長を活かしてスマートフォンを傾けて操作するモーションコントロール機能も採用されている。たとえ小さな画面であっても、スマホを傾けて操縦することができれば繊細な操作が苦手な人でも思うように飛行させることができるだろう。

ドローンの飛行練習をしたい時にはあらかじめGPS機能を用いて飛行可能範囲を限定し、操作を誤ってその範囲外まで飛んで行ってしまわないよう目に見えないフェンスを生成することもできる。
あるいは旅先などで自動的に撮影を行いたい場合は、オートフォロー機能を使って人間にドローンをついて来させるよう設定することもできる。

最高速度は時速54キロメートルと素早く、すぐに加速して目的地へと飛行することもできる。ただしWi-FI接続で飛行するため、そのレンジは100メートル程度に抑えられているため、あらかじめ飛行区域を制限していなければ思わぬところへ飛んで行ってコントロールを失ってしまいかねないため、日本のような狭い空間では注意が必要である。

小型とは言えその多機能性を備えていることから、あらゆるシチュエーションに対応できる汎用性の高さはLeve Topの特徴である。

Leve Topは現在Kickstarterで出資者を募っており、2万5千ドルを目標に金額を設定している。今なら139ドル以上の出資でLeve Topを一台入手することができるため、興味のある方は購入してもらうことも可能だ。発送は世界各国に対応しているので、日本からの購入でも問題ない。