オリジナルのビジネス向けプラットフォームを作成してもらおう「Apps Force 」
特に現代ではクラウドコンピューティングの積極的な活用も話題である。自社でプラットフォームやサービスを開発しなくて良いぶん、そのコストパフォーマンスはスクラッチ開発に比べてはるかに優れた形態のサービスであると言えるだろう。
しかしながらクラウドコンピューティングはあらゆる側面において優れているわけではなく、あくまでもコストパフォーマンスにおいて優秀なサービスであることが強調されていることは留意しておきたい。「Apps Force」が提供するプラットフォームはクラウドではなく、オリジナルのwebページやサービスを各クライアントに一つづつ提供してくれるのが大きなポイントだ。
クラウドコンピューティングと自社開発の違い
クラウドコンピューティングはアプリケーションやプラットフォームをインターネット経由では利用してもらうサービスである。サービスの管理人であり、提供者であるプロバイダーがユーザーに金銭と引き換えにライセンスを与え、サービスを一括で管理しながら自社のサーバー経由でユーザーに利用してもらうというのが一般的な仕組みだ。
従来のアプリケーションの利用方法と異なるのはアプリケーションをユーザーのPCにダウンロードさせるのではなく、ライセンスを与えてネット経由で利用してもらうというところだ。ユーザーはダウンロードの手間や一括購入のコストを抑えつつ、迅速にサービスを利用できる一方、そのサービスを自分流にカスタマイズしたり、使用している間は永遠にライセンス料を払い続けなければならないと行ったデメリットも存在する。
一方一括購入型やスクラッチ開発の場合、最初に費用を収めさえすればあとは維持費用のみで永遠に利用し続けることができる。もちろんサイトやサービスを使いやすいように自分でアレンジすることもでき、これまでは手が届かなかった歯がゆい機能の設置も行えるようになるだろう。
Apps Forceはそのような一括購入型でビジネス向けのサービスやプラットフォームの設置を支援してくれるサービスで、ニーズに合わせた様々なアプリケーションをプランの中から選ぶことができる。
Apps Forceの特徴
Apps Forceのメリットは、アプリ作成のためのあらゆる手間を一括で引き受けてくれるという点だ。サイトデザインはもちろんサーバー設置やlinuxのインストールなど、エンジニアが少ない企業やエンジニアを有しない場合は、スクラッチ開発というのは恐ろしく時間のかかる作業となる。
しかしながらApps Forceを利用すればそういった手間は全てApps Forceの開発チームが手がけてくれるため、余計なコストを割くことなく迅速に自社サービスを展開することが可能となるだろう。
また、自社でインターネットを経由するサービスを利用する際に懸念すべきなのがセキュリティの問題である。特に大手クラウドサービスは複数のサーバーを持っているためにセキュリティの面では最高レベルの安全性を持っているとはいえ、規模が大きいぶんそれだけ毎日多くの脅威にさらされているとも言える。
これは抽象記号が自社でサーバーを管理している企業も例外ではなく、むしろ中小企業が自社でサーバーを管理している場合の方がセキュリティ面でも劣ると言われることもあるが、Apps Forceはセキュリティ対策にも力を入れており、暗号化からVPNまであらゆる策を講じてサーバーの保守に努めてくれる。
一般的な開発サービスではプラットフォームを作成したらあとはクライアントに丸投げ、ということも少なくないが、Apps Forceはアフターケアにも務めてくれるのはありがたい。
そしてApps Forceを利用して生まれたプラットフォームやサービスは、それを開発した企業や開発チームが自由に売買することも可能である。それもサーバーやApps Forceが提供するサービスごと譲渡することが可能で、Apps Forceを一度利用すればあとはクライアント側の自由というわけだ。
Apps Forceは現在Indiegogoで出資者を募っており、3万ポンドを目標金額に設定している。通常であれば100ポンドから1000ポンドの開発料金を想定しているところ、Indiegogoのプランでは90~70%オフの10~300ポンドで各サービスの開発を依頼することができるようになっている。
webページからecサイト、eメールサービスなど、各サービスが手頃な価格で提供されているため、お試しで利用してみるのにも最適といえそうだ。