AIを導入したスマートアイマスクで忙しい現代人に快適な睡眠を「Luuna」

時代や人によって贅沢の対象は大きく異なるものだが、少なくとも多くの現代人にとって共通の贅沢となるのが質の高い眠りだ。

世の中には多くの眠りに関する商品が毎日リリースされている。低反発まくらや高級ベッドといった寝具はもちろんのこと、睡眠導入用音楽や不眠症の人向けの睡眠薬、そして耳栓やアイマスクなど、様々なアプローチで私たちの眠りの質を上げてくれようと試行錯誤が繰り返されている。

特にアイマスクのように視覚を遮断してくれるアイテムは、良質な睡眠を確保する上で非常に重要な地位を占めるのだが、今回リリースされる「Luuna」はただの目隠し用ではなく、睡眠に特化した機能をいくつも備えたスマートアイマスクとなっている。


アイマスクの重要性

睡眠を取る上で視覚を制限することが有効である理由は、一つに目を休ませることができるためである。私たち現代人は五感の中でも視覚をもっとも酷使しており、日中や起きている間はほぼ連続的にスマートフォンやPCなど、目を使う作業に没頭している。あまりにもそういったライフスタイルが当たり前となっているだけに、目を酷使している自覚を持っている人は少ないものだが、実際問題として現代人の目は疲れ切っていると言えるだろう。

また、寝る直前までスマートフォンをいじっているのも眠りを浅くする原因であると言われており、脳の覚醒状態が続いてしまうため質の高い睡眠を獲得することができなくなってしまう。ただでさえ日中に目から多くの情報を取り込んでいるのにもかかわらず、寝る前に至っても目を使ってしまうのは良い影響を及ぼすとは言えないだろう。

そのような理由からアイマスクは私たちの睡眠に大きな好影響を与えてくれると考えられているのだが、Luunaは通常の視覚遮断効果に加え、私たちの脳波を自動で測定し、睡眠導入に最適な音楽や音を自動的に選出し、耳元で流してくれる。

Luunaならではの機能の数々

脳をリラックスさせてくれる音楽の有効性は昔から睡眠の質を向上させる上で重要視されてきたが、Luunaはアイマスクに適切な音楽を流す機能を備えていることで、視覚と聴覚の両方から睡眠の質を確保してくれるスマートデバイスなのである。

AIを導入したスマートアイマスクで忙しい現代人に快適な睡眠を「Luuna」


音楽は睡眠の質や睡眠時間に合わせて自動的に音量調整がなされ、装着者が睡眠状態に入った段階で自動的にフェードアウトしていってくれるよう設計されている。朝までずっと音楽を流し続けるのではなく、必要に応じて音量を調整してくれるのはAIが搭載されているからこそ可能な機能だ。

Luunaは単に音楽を流すアイマスクだけにとどまらない。機能としては主に3つのモードに分かれており、睡眠用・昼寝用・集中用から必要に応じたモードを選択し、自在にコントロールすることができる。

睡眠モードは専用のスマホ向けアプリケーションをダウンロードして使うことができる機能で、快適な眠りと起床を手助けする機能を備えている。昼寝モードは睡眠モードの短時間バージョンで、昼寝に最適の環境を自動的に提供してくれる。そして集中モードでは瞑想トレーニングなどに利用するためのモードで、脳の集中力向上に向けた環境を提供してくれる。

専用のアプリケーションを使えば、アラームのタイミングを二種類に分けて使うことができる。一つは時間に正確なノーマルモードのアラームで、設定した時刻ちょうどにアラームを鳴らしてくれる。もう一つが大まかな時間を設定してアラームを鳴らしてくれるというもので、脳波を読み取り起床にジャストなタイミングを自動で測定してアラームを鳴らしてくれるというものだ。

平日や仕事がある日など、時間に正確性が求められる場合は一般的なアラームを使い、仕事が休みの日などは起床にちょうどいいタイミングでアラームを鳴らしてくれるようにすることで、常に最適な状態で目を覚ますことができるようになるのはありがたい。

AIを導入したスマートアイマスクで忙しい現代人に快適な睡眠を「Luuna」


アイマスクは視界を遮ってしまうぶん、朝日などで目を覚ますことができなくなってしまうという難点が挙げられるが、Luunaのようにちょうどいいタイミングで起こしてくれる機能を備えたアイマスクであれば、視界を遮られても問題なく起床することができるだろう。

Luunaにはのぞき穴もわずかに用意されているため、若干の光や視界を確保することもできる。

Luunaは現在Kickstarterで出資者を募っており、定価2万円台のところを大幅に割り引いて、約一万円程度の出資でLuunaが一台手に入るよう設定されている。

世界各国への発送に対応しているため、日本からの注文も問題なく可能だ。