腰に下げられるコンパクトなプロジェクター「SLIM PRO」
そんな時にはプロジェクターが重宝するのだが、現在ポピュラーなプロジェクターというものは大きいものが主流であるために取り回しが効きづらく、重いので持ち運びにも苦労してしまいがちであったが、新しく開発された「SLIM PRO」は、その名の通り片手で持ち運べてしまうほどの小ささが魅力のプロダクトだ。
コンパクトなプロジェクター
プロジェクターは壁に入力されたメディアを出力するデバイスで、大画面で写すために必ずしも本体も大型である必要はない。そのため必要な機構さえ整っていれば小型化の余地はいくらでもあったが、SLIM PROは手のひらサイズまで大きさを抑えることに成功している。
サイズが小さくなったからといって、出力スペックが低いわけではない。1080×720の画像出力が可能な他、 MP4プレイヤーとして機能するため、たいていの動画像の出力には十分に対応が可能だろう。
プロジェクションが可能な距離も0.2メートルから6メートルまでとサイズからは想像もできないほど広く、様々なシチュエーションで活躍することができるだろう。一般にプロジェクションが必要とされるシチュエーションとして考えられるのは、会議などの多人数かつ広いスペースで情報を共有する場合や、家で大画面のスクリーンを一人で楽しみたい時、あるいは複数人で大画面を楽しみたい時など、その人数やプロジェクターを使用するスペースというものはかなりバラバラになっている。
そのため投影スペックはプロジェクターにおいても重要なスキルの一つになるのだが、SLIM PROはその点においては問題はなさそうだ。
また、手のひらサイズであるSLIM PROはキーチェーン用のリングも備わっているため、キーチェーンにぶら下げて管理するということも可能だ。プロジェクターはサイズの大きさから、場所の確保などの管理方法にも頭を悩ませてしまうこともあったが、キーチェーンにぶら下げておけるほどのサイズであれば、引き出しやテーブル下のスペースを圧迫することなく所有することができるようになる。
大きなサイズは管理を億劫にさせるが、SLIM PROに関してはその心配もなさそうだ。
メディアのプロジェクションは、Micro SDやUSBなど、様々な方法で行うことができる。例えばPCやスマートフォンから直接プロジェクションを行いたい場合はそのまま接続するだけで投影することが可能であるし、それらの外部デバイスを持たない場合はデータをMicro SDやUSBメモリに移し、SLIM PROとメモリー端末のみを使用してプロジェクションを行うこともできる。
SLIM PROとメモリーのみでプロジェクションができ、プレゼン原稿をスマートフォンに記録しておけば、ビジネスシーンにおいてもスマートな手荷物で外出先の業務を終えることができるため、ノートPCを使用するよりもさらに身の回りは片付くことになるだろう。
本体の操作性も上々
SLIM PRO本体には再生・停止、早送り・巻き戻しボタンが備わっており、本体から直接メディアを操作することもできる。加えてオーディオスピーカーも搭載されているため、音声出力も直接プロジェクターから行うことも可能だ。
もちろん好みのスピーカーやヘッドフォンで再生したい場合にも対応しており、備え付けイヤホンジャックやオーディオアンプを別に使用することで、音声の再生も問題なく行える。
電源はチャージ式のバッテリーを内蔵しているため、チャージケーブルを持ち歩けばもしもの時のバッテリー切れにも対応することができるだろう。
また、SLIM PROは独自のPC向けインターフェイスも搭載しており、接続すればオリジナルのインターフェイスからメディアを操作することもできる。操作はSLIM PROを用いて行うこともでき、プロジェクションに最適の設定環境を整えることが可能だ。
小型系のデバイスは、そのコンパクトさゆえに操作性にかける側面を持っていることもあるが、SLIM PROに関してはその心配もないと言えるだろう。
SLIM PROは現在Indiegogoで出資者を募集しており、30,000ドルを目標金額に設定している。通常価格は150ドルに設定されているものの、現在はIndiegogoの特別価格として46%オフの80ドルで販売されている。
発送は2018年の5月を予定しており、全世界への発送も可能だ。