5Gを活用したクラウドストレージとワイヤレス充電が可能なデバイス「Go Space」
たとえ大容量であってもキャパシティを圧迫することのプレッシャーや、デバイス本体のパフォーマンスに影響を与えるのではないという懸念から、その容量の大きさを活用できないでいることもある。
「Go Space」はそんな現代人の悩みを解決していくれる画期的なデバイスで、あらゆるデータをこの機器を通じて管理し、かつ5G回線を利用したシームレスなストリーミング操作を行うこともできる。
マイクロSDを活用したストレージ機能
現代人であれば誰でも使用したことがあるクラウドサービス、特にDropboxのようなクラウドストレージサービスは、容量に悩まされ続けている人にとっては欠かせないアプリの一つとなっているが、クラウドサービスの唯一の欠点はインターネットに接続していなければ保管しているデータに触れることができないということである。
例えば飛行機や電車の中など、Wi-FIに接続できない、あるいは大きなデータを扱えるほど安定した回線が確保できていない場所では、クラウドサービスは全く機能してくれなくなってしまうため、そういった事態が想定される場合はあらかじめ対策をとっておくことが求められていた。
しかしながらGo SpaceはSDカードによってデータを保管し、SDカードを差し替えることで無限にデータを保管することができるようになるため、一見旧時代的なように思えてもそのようなネット環境が存在しない場においては外付け記憶媒体として活躍することができるだろう。
加えて5Gワイヤレス通信でPCやスマートフォン、タブレットなどと連携することができるため、高速でデータの送受信を行うことができる。そのため動画像を視聴する場合でもわざわざGo SpaceからPCなどのデバイスにデータを送らずとも、Go Spaceから直接ストリーミング再生を行なってしまうこともできるのである。
Go Spaceは5Gワイヤレスだけでなく、Wi-Fi回線の受信機能も備えている。受信感度は高く、PCやスマートフォンのWi-FI受信機能を拡張させ、遠くの回線を拾ったり、近くのものでもさらに受信感度を高めることも可能となっている。
デバイスとのやりとりは最大で50メートルの距離まで対応しており、最大同時接続デバイスは8台となっている。そのため大人数でのデータのやり取りも可能であるため、データの共有はGo Spaceを通じて行えば、クラウドサービスを活用するよりも確実かつ整頓された形で行うことができるだろう。
もちろんDropBoxやGoogleドライブといったクラウドストレージ機能にも対応しているため、クラウドと直接データをやり取りすることもGo Spaceであれば可能だ。
ワイヤレス充電など多機能性にも注目
また、Go Spaceはスマートフォンのワイヤレス充電を行う機能も備わっており、万が一のバッテリー切れの際にもGo Spaceをポータブルチャージャーとして活用すれば問題ない。もちろん従来のような有線による充電も可能なため、好みの方法で充電すれば良いだろう。
そのような機能も備えているため、Go Space本体のバッテリーも比較的大型のものが採用されている。5500mAhの内蔵バッテリーとバッテリーの効率運用に最適化されたソフトウェアとハードウェアのデザインにより、スタンバイモードであれば約一週間、連続使用であれば最大で10時間の寿命が保証されている。
Go Spaceは記憶媒体型のポータブルチャージャーとしての役割も果たすため、スマートフォンのバックアップをGo Spaceに任せてしまうことも可能だ。Go SPaceのメモリはSDカードで換装が可能となっているので、どれだけ保管してもメモリをハードとして自宅で保管しておけば良いのだから、バックアップの安全性も非常に高い。
Go Spaceにはアクセサリーとして専用のケースもすでにリリースが予定されている。携帯ゲーム機のようにGO Space本体とメモリを保管するスペース、そしてケーブルなどの付属品をまとめて一つのケースに保管できることで、外出先で煩わしい思いをすることなくGo SPaceをフル活用することができるだろう。
Go Space本体の大きさも一般的なスマートフォン程度であるためカバンの容量を圧迫することもなく、余裕があればポケットにも収められてしまうほどのポータブル性を備えている。
Go SPaceは現在Kickstarterで出資者を募っており、目標金額を2万ドルに設定していながらすでに8万ドルを超える資金調達に成功している。
Go Spaceは1台あたり69ドル、キャリングケースも9ドルで購入できるリーズナブルな価格設定となっているのも大きな評判を集めている理由だ。
発送は全世界に向けて2018年の5月を予定している。