三種類の位置情報特定機能でペットの確実なトラッキングを。「Guardian Orb」
人とは異なるコミュニケーションが必要な生き物である以上、彼らの行動全てを把握することは難しいものだが、そのような想定外の動きが生じた際にも彼らを危険にさらしてしまわないよう、確実に管理下に置いておくためのアイテムは備えておく必要があるだろう。
例えばGuardian Orbのように確実な位置情報管理ができるデバイスは、仮に目の前から姿を消してしまっても確実に彼らの動きを追ってくれる優れた追跡システムを導入している。
三つのデバイスから機能する追跡システム
Guardian Orbは三つの機器から成立するペット追跡ようデバイスだ。一つはGuardian Orb本体、後の二つがGuardian GoとGuardian Homeと呼ばれる機器になっている。
Guardian Orbは位置情報を知りたいペットに装着する球体上のアイテムで、首輪などにぶら下げて使用する。この球体が装着者の位置情報を送信し、飼い主が受信機を用いてそれを確認することができるという仕組みである。こちらは防水仕様となっており、持続時間は3ヶ月にも昇るため、よほどのことがない限りは機能が停止してしまう心配はない。
そして受信機の役割を果たすのが、Guardian GoとGuardian Homeである。Guardian Goは手持ちとして持ち歩くための受信機で、バッテリー駆動である。ポケットに収まるポータブルサイズでありながら、最大16km程度まで位置情報を追跡することができる。Guardian Goはスマートフォンとの連携が可能であるため、Bluetooth経由でスマートフォンとペアリングし、手持ちのスマートフォン上から追跡情報を確認することが可能だ。持続時間は16時間にものぼるため、お出かけや散歩には十分な時間をトラッキングすることができる。
一方のGuardian Homeは家庭用の受信機である。Goとは違い、電源に接続して使用することになるため、バッテリー切れの心配なはい。加えてBluetoothによってスマートフォンやタブレット、あるいはデスクトップパソコンとも連携することができるため、24時間愛犬の居場所をトラッキングすることが可能だ。
もちろん追跡かのう範囲はGo同様16kmまで対応しているため、自宅の敷地範囲内では十分にその様子をチェックすることができるだろう。
3種類の方法で確実なトラッキングを
追跡のための位置情報取得プロセスもそれがより確実なものとなるよう、三つの電波を用いている。一つ目は無線信号による方法だ。
無線信号は周波数によって信号を送受信しながらその位置を特定するもので、Guardian Orbにおいてもポピュラーに使用されるシステムである。これによって16キロ近い距離までを確実に捉えることができるのである。
現在予定している第二世代へのアップグレード(こちらは無料である)が行われれば、GPSによる位置情報特定が行えるようになる。衛星を利用したGPSが活用できるようになれば、より正確かつすばやいトラッキングが可能となるだろう。
ペットが受信可能範囲外に抜けてしまおうとしている場合は、アラートがスマートフォンなどに通知される仕組みになっているため、よほどのことがない限りは不意にペットがいなくなってしまうこともないだろう。
しかしながら万が一無線信号やGPSでは捉えられなくなってしまった場合、三段階目として携帯電話回線(GSM方式)を用いた位置情報の特定が行えるようになる。こちらはOrb側が自動的に対応してくれる送受信モードで、グローバル通信を用いて世界中のどこからでも愛犬の居場所が特定されるというシステムだ。
加えてこれらの情報通信にかかる費用は全てデベロッパーが負担してくれるため、ユーザーは購入費用のみを支払うだけで永続的にこのデバイスを活用することができる。もちろん電話通信を使用する場合も無料だ。
第二世代ではOrb同士のメッシュネットワーク構築システムも予定されており、これによってGuardian Orbを使用しているもの同士が位置情報を送受信できるというわけだ。
Guardian Orbは現在Indiegogoにて出資者を募っており、5万ドルを目標金額に設定している。148ドル以上の出資でGuardian Orbと受信機のセットをリワードとして受け取ることができ、オーブ単体を50ドルで購入することも可能だ。
複数匹の犬を飼育している場合でも、オーブを追加購入するだけで対応できるのも嬉しいシステムである。