睡眠効率を最大限に高めてくれるヘルスケアデバイス「Sleepman」
原因は人それぞれかもしれないが、時として不眠症や睡眠不足は寿命を縮めてしまう恐れもあると言われており、決して軽視できる問題ではないことも確かだ。
少しでも多くの時間と深い眠りはもはや現代人にとっては贅沢の一つとも言えるかもしれないが、この度開発された「Sleepman」は、そんなわがままを可能にしてくれる可能性を秘めている画期的なスマートデバイスである。
体をリラックスさせてくれるデバイス
Sleepmanは、人間の睡眠の質を高め、体の健康的な状態を維持するために活躍する機能を持っている。バンドに備え付けられているE-マグネティックエンハンサーと呼ばれるパーツが体にマイクロカレントインパルスを浴びせ、リラックス効果を与えることでより深い眠りに陥ることを誘ってくれるのである。
科学的にデザインされ、何度もテストを重ねて採用に至ったこのインパルスは、音もなければ匂いもない。Sleepmanを腕に装着するとこのインパルスを発生させ、薬などとは違って体に負担をかけることなく睡眠レベルを高めてくれる。
このインパルスは睡眠時だけでなく、日中の活動にも良い影響を与えてくれる。常にリラックスしていることは仕事や学業などでは欠かせない状態だが、リラックスできる環境を維持するのは難しいものである。
Sleepmanから発せられるインパルスを目が覚めている中で使用すれば、常に肩の力が抜けたリラックス状態で本来やるべきことに全力を注ぐことができるようになるという仕組みだ。
体がリラックスしている時に起こってしまうのが、居眠りや急激な眠気といった感覚である。睡眠不足が寿命を縮めるというのはこういった日中の眠気を誘ってしまいやすくなるということも含まれており、運転士や現場仕事を日課とする人にとってはまさに眠気が命取りになるというわけだ。
Sleepmanの効果に限らず、リラックスした状態はどうしても眠気に結びついてしまいやすい。そのためSleepman本体には日中の眠気を感知する機能も備えており、日中の装着者の活動レベルを常にモニタリングし、居眠りに陥りそうな時には警告を出してくれる。眠気を感じたと時には作業をやめ、可能なら昼寝を挟もうというわけだ。
日常の健康のためだけでなく、質の高い睡眠をとり続けることは長寿やその他の健康状態にも大きく好影響を与えてくれる。
体の健康を常に第一に考えられるSleepman
睡眠不足が続くことで現れる症状としては、例えば見た目の加齢の進行、ストレスの増加、うつ状態の促進、体重増加、高血圧・糖尿病のリスク増加、活動中の事故の増加など、そのリスクは多岐にわたる。睡眠の質を確保することは、これらが発生するリスクを大きく軽減することができるということにつながるのだ。
深い眠りは健康を維持するだけでなく、健康を取り戻すためにも重要な役割を果たす。例えば風やインフルエンザで寝込んでいる時には多くの睡眠をとることが推奨されるが、それと理屈は同じである。
同じ時間でもSleepmanを用いた睡眠をとることができれば、たとえ体が不調でも安定した質の高い睡眠を確保し、結果的に素早い回復を期待できる。
睡眠は外傷にも有効である。風邪以外の症状でも、何らかの痛みや苦しみを抱えている状態では、たとえ睡眠が大切であるとわかっていてもリラックスしづらいため、質の高さを維持することは難しい。高いリラックス効果をもたらしてくれるデバイスは、こういった場面においてその真価を発揮するとも言えるだろう。
Sleepmanはただ睡眠を促進するだけでなく、普段から装着者のデータを収集している。心拍数や酸素レベル。睡眠パターンや日中の疲労の溜まり方など、体に関するあらゆるデータを貯蓄しているため、もし体に異常が起きた時であってもそのデータを活用すれば、担当する医師はそのデータと現在の状態を比較し、原因を効果的に突き止め、的確な処置を行う可能性も増える。
日常的な体の健康を気遣うだけでなく、いざという時の健康も守ってくれるのがSleepmanの優れた性能と言えるだろう。
Sleepmanは現在Kickstarterで出資を募っているが、今回のプロジェクトはSleepmanとしては2回目で、いわゆるアップグレード版の提供が目的となっている。
初期型もクラウドファンディングで出資を募っていたが、支援者のフィードバックなどを受けて前回分はキャンセルとなり、今回のアップグレード版につながったというのが経緯である。
アップグレード版では前回に比べてより小さく、そしてより流線的なフォルムが特徴となっている。
目標金額は2万ドルに設定されているがこれはすでに達成しており、99ドルの早期購入者向けプランは売り切れ、現在は139ドルでSleepmanが手に入るプランが本体を手に入れる手段としては最安となっている。
発送は世界各国に対応しており、2018年の5月には随時発送が開始される予定だ。