第二のペットとして、そしてペットの良き友としての
役割を果たす「Buddy+」
だからと言って犬を二匹も買ってしまうとなれば今度は飼い主の負担が大きくなってしまうが、この「Buddy+」があればそのような心配をする必要もなさそうだ。
Buddy+はペットの第二の友達となり得る存在であることはもちろんだが、ポイントはBuddy+と愛犬が遊んでいる様子はBuddy+に内蔵されているカメラとスマートフォンにダウンロードして取り扱うアプリケーションを通じて観察できるところだ。これまでは家を空けているうちは一人にさせている愛犬が何をしているのかわからないものであったが、Buddy+があれば場所を選ぶことなく愛犬に寂しい思いをさせないだけでなく、飼い主が常にその様子を観察できるのはこれまでにない犬用のおもちゃと言えそうだ。
Buddy+はアプリケーションでコントロールできるロボットだ。上で説明したようにアプリを通じてペットが何をしているのか確認できるだけでなく、Buddy本体の動作やスピードコントロール、ビデオ録画など、多くの機能を搭載している。ペット用のロボットで、ここまで豊富な機能を揃えたものは意外にもBuddy+意外に存在しなかっただろう。
最近はインスタグラムのようなSNS界隈でもペットのアカウントを作成し、多くのフォロワーを獲得している姿もよく見るようになったが、Buddy+のレコーディング機能を使えばこれまでは撮影できなかったシーンも映像や画像に収めることができるようになり、愛犬の写真により磨きがかかったものとなるだろう。もちろんアプリケーションを通じてスマートフォンに簡単に収めることができるのも魅力的だ。
外出中に家に置いてけぼりにされた愛犬が何をしているのか気になったことはないだろうか。そんな時にもBuddy+があれば瞬時に起動し、ライブストリーミング機能を用いることでリアルタイムの家の様子と愛犬の様子を確認することができるため、余計な心配をせずに外出先に集中することができるようになる。Buddy+は自在に操作することができるため、犬の管理だけでなく外出先から家に異常がないかというセキュリティチェックにも使える点は大きい。カメラがつき、かつ遠距離から操作できるのは普段の生活にも様々なメリットをもたらすだろう。
加えてBuddy+は喋ることができる。喋ると言うのは本体に取り付けられたスピーカーから、アプリを通じて手持ちのスマートフォンに電話をするように話しかけて遠距離から声を発するというものだ。犬は声や音に敏感な生き物なので、長い外出の際はたまに声を聞かせてあげればストレスを軽減するきっかけになるかもしれない。
家が広い場合や外で飼っている場合は搭載されているミニテニスボールランチャーを使えば愛犬の運動不足も解消できる。飛距離を2.5m、5m、8mのうちから設定することで、やたらとボールが飛んでものを壊してしまったり、短い飛距離で犬を飽きさせてしまうこともない。
自動餌付け機能もBuddy+の大きな特徴の一つだろう、好きな量を好きな時間にあげることができるほか、その瞬間をレコーディングすることもできるため、きちんと餌を食べているかどうかも確認が可能だ。餌の管理はこれまで多くの愛犬家を悩ませてきた問題でもあるが、止むを得ず遠くまで出かけてしまう際にもBuddy+があれば愛犬がお腹をすかせて困ることも無くなるだろう。
Buddy+はバッテリー駆動のため、使用しているうちにいずれはバッテリー残量が少なくなってしまう。しかしバッテリー切れを起こしそうな時でも自動的に反応し、あらかじめ設置した充電ステーションへと自ら向かい、充電切れによる停止を防いでくれるようプログラミングされている。不慮の事故で愛犬に思わぬアクシデントが起こらないよう、こういった点も考慮して作られているのである。充電はワイヤレスで行われるため、うまく接続できずに充電ができないというトラブルもおこらない。
障害物も自動で避けて動作してくれるので、物にぶつかって故障したり、愛犬と衝突してけがを負わせてしまう心配も不要だ。
犬の遊び相手になり、餌をあげ、寂しさを紛らわせてくれる上に愛犬の近況も確認できるとなればこれほど便利なロボットもそうそうないだろう。ペットを飼う上であらゆるトラブルに対処してくれるのがこのBuddy+なのである。
Buddy+の開発チームは現在Kickstarterで出資者を募っており、329ドル以上の出資でBuddy+を一台受け取ることができる。カラーリングは黄色と白の2色展開で、家の雰囲気や個人の好みに応じた一台を入手することができるだろう。