ワイヤレスセキュリティカメラ「moobox」
配線やコードの問題を解消
しかしカメラを好みの場所に取り付けようとしても、コードが届かず取り付けられなかったということはないだろうか。配線方法が複雑で取り付けを断念したり、コードが多すぎて部屋の中が乱雑になったりと様々な課題がある。そこで今回は完全にワイヤレスな環境で作動するセキュリティカメラ「moobox」を紹介したい。
ワイヤレスで高画質なカメラ「moobox」
mooboxは取り付けにワイヤーやコードを必要としない完全にワイヤレスな環境で作動するセキュリティカメラだ。ワイヤレスでありながらフルHD（1080p）の高画質を実現している。ワイヤレスなためどこにでも取り付けることができるので、狭い場所や高い場所と好みの位置にセキュリティカメラを設置可能だ。カメラはインターネットに接続して作動し、電源コードの削減にも成功した。WiFiルーターとカメラをつなげる専用のハブを使用することでワイヤレス環境を実現している。カメラを作動するためにコードは必要なく、取り付けには磁石を使用する。フルHDのカメラの映像はスマートフォンを通して記録、ライブストリーミング、さらにカメラのそばにいる人とスマートフォンの画面で2方向の音声会話が可能だ。
mooboxは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoでプロジェクトを立ち上げて出資を募っている。目標金額は1,000ドル（約11万円）だが、2017年9月15日時点で7,000ドル（約77万円）近くを集めるほど勢いがある。プロジェクト終了日は2017年10月11日を予定しているが、すでに目標金額を突破している。ハブとmoobox1台のセットで希望小売価格110ドル（約1.1万円）だが、90ドル（約9,900円）の支援で同様のセットが贈られるという。
完全なワイヤレス環境
mooboxのワイヤレス環境を実現しているのは、WiFiとmoobox用のハブ、それに磁石で取り付け可能なおかげだ。取り付け方法としてはまずmooboxのハブを利用者の自宅にあるWiFiルーターにつなげる。WiFiにつながったハブがmooboxとつながることで、ワイヤレスでカメラを作動させる環境が整う。1つのハブにつき最大4台のmooboxにつなげることができるので、1家に複数台のmooboxを取り付けることが可能だ。また取り付け用土台とマグネット機能を備えたmoobox本体の連携で好きな場所に取り付けられるようになっている。土台はコンパクトな円形のデザインで、取り付けるときはまず好みの場所にM3ステッカーで貼り付けて2つのねじで固定する。土台の表面はマグネットになっており、moobox本体とマグネットでくっつくようになっている。マグネットで接続しているためカメラを好みの方向に自由に動かすことが可能だ。
mooboxの接続から取り付けまでは簡単な4ステップでできるようになっている。まずはハブをWiFiルーターと接続して、ハブをコンセントに差し込む。次にハブとmooboxにあるボタンを2秒間押してこの2台を連携し、専用のアプリをダウンロードしてハブと接続する。最後に好みの場所にカメラを取り付けたら完成だ。カメラは高さ7.4cm×幅4.4cm×奥行6.8cmとコンパクトなサイズなので、狭い場所など様々な場所に取り付けやすい。
充実したカメラ機能
高画質なだけでなくカメラ機能とアプリを通した豊富な録画機能でmooboxは使いやすいセキュリティカメラとなっている。mooboxは何も動きがない場合だとスリープモードに入り、動きがあれば即座に起動して周囲の録画を開始する。同時に不審な動きがあればスマートフォンにプッシュ通知を送信して、利用者にすぐ何が起こっているか知らせるとのことだ。後からカメラの録画を確認して起こったことを把握するのではなく、何か起こっていればすぐに報告して対処できる環境を整えている。
もちろんWiFiを通してカメラが撮影したものを写すので、職場やホテルなど外出先で映像を確認することが可能だ。ライブストリーミング機能で現在カメラが映している映像をリアルタイムに確認できる。映像のライブストリーミング中はカメラの向こう側の音を拾うだけでなく、スマートフォンを通してカメラの近くにいる人と会話をできるという。子供の見守り中に声を掛けることも出来るので、違う部屋にいる子供の見守りにも活躍する。またカメラはフルHDで映像を映すが、利用しているインターネットの帯域幅に関係なくオーバーロードせずに映像を記録するという。そのためナイトモードでも安定した映像を提供する。120度の広角を実現しているので幅広い範囲を記録可能だ。
完全なワイヤレスを実現したmoobox。コードが家のいたるところで絡まるという問題を解消し、高画質なカメラを搭載してご家庭のセキュリティに貢献する製品だ。