室温一元管理のサーモスタット「WifiSwitch」管理や消費量節約に便利

アメリカの家庭では、家全体をあたためるセントラルヒーティングを完備している家庭が多い。室内温度を調節する温度調節機のサーモスタットはアメリカでよく見かける設備の1つ。アメリカではほぼ全家庭に完備されているが、日本での普及率は低いのが現状だ。

エアコンで室内をあたためることの多い日本では、アメリカのような室温管理は施されていない。しかし会社や公共施設といった大きな建物や新築物件では、温度を一元管理できるセントラルヒーティングといったシステムとそれを操作するサーモスタットは活用するところを見かけることが多くなった。温度調節に便利なサーモスタットだが、簡潔なデザインでコントロールできる部分が少ないという面がある。こういった側面を考慮して、現在「WifiSwitch」といった多機能なサーモスタットが注目されている。

多機能サーモスタット「WifiSwitch」

WifiSwitchは独自のサーバーを保持する世界初のサーモスタット。シンプルでコンパクト、さらに求めやすい価格を実現している。ライフスタイルを向上し、エネルギーの節約にも役立つデバイスだ。さらにWifiSwitchは2つの配線とヒーティングシステムをつなぐことで、古いサーモスタットと代替可能。取り替えるタイプによるが、ほとんどの場合はヒーティングシステムを買い換える必要はない。

室温一元管理のサーモスタット「WifiSwitch」

またWifiSwitchは「多機能な操作」「正確な温度管理」「エコモードによるエネルギーの節約」という3つの特徴を持つ。今までサーモスタットは温度の上げ下げやデータの確認などシンプルな機能のみ保有していた。しかしWifiSwitchは独自サーバーを搭載しているので、コントロールできる部分をモード設定の追加などで強化。いままでのサーモスタットにない便利な使用感を実現した。また実際の室内温度とサーモスタットに表示される温度が正確でないこともサーモスタットの課題だった。WifiSwitchは2つの専用センサーを内蔵して温度を正確に管理。体感温度とサーモスタットに表示される温度が合わないと悩まされることも少なくなる。最後の特徴はエコモードによるエネルギー節約だ。WifiSwitchは最適な温度を感知して室温を調整するAI技術を採用している。これにより無駄なエネルギーを消費することなく、エネルギーの節約に貢献する。

WifiSwitchはKickstarterでクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げている。目標金額は22,570オーストラリアドル(約194万円)。プロジェクトのクローズは2017年9月6日を予定。69オーストラリアドル(約6,000円)の支援からWifiSwitch本体を受け取り可能。希望小売価格は149オーストラリアドル(約1.2万円)なので、50%以上の割引になる。

特徴的な3つのモード

先ほど紹介したように、WifiSwitchはエコモードを搭載してエネルギーの消費を抑えている。WifiSwitchが搭載しているモードはエコモードを含めて3つ。他2つに「タイムモード」と「テンプレチャーモード」という独自のモードがある。

エコモードは独自センサー2つを使って適切な温度を実現している。独自のアルゴリズムで適正温度を計算。湿度も計算に加えて利用者にとって心地よい温度を提供する。このアルゴリズムは、AIの稼働温度や稼働時間に合わせて自動でエネルギーの節約方法を算出。エコモードの機能はあらかじめ設定する必要がなく、自動的にセッティングされる。

2つめはタイムモード。これはサーモスタットのオンオフを自動で行う機能だ。タイムモードは2つあり、1つは10〜60分間だけ起動する機能。もう1つは特定の時間を設定してオンオフを行う機能だ。ヒーターは設定した時間になると自動で電源のオンオフを行う。朝、ヒーターの電源を入れるために起きるのが億劫なときに役立つ機能だ。

テンプレチャーモードは指定した気温になるとWifiSwitchを起動する機能。真夏でも過ごしやすい気温の日が続いたり、真冬でも暖かい日が来たりということがある。そういった温度調整の必要ない日はエネルギーの節約のためヒーティングシステムを切っている家庭も多いだろう。しかし暖かいと思っていたら午後から気温が下がって寒さを感じてしまうこともある。そういったときに役立つのが、特定の温度に達すると自動起動するテンプレチャーモード。気温の変わりやすい日でもサーモスタットの電源オンオフを必要としない心強い機能だ。

WifiSwitch GUIで簡単管理

室温一元管理のサーモスタット「WifiSwitch」

WifiSwitchは温度管理やデータの閲覧ができるGUIを提供している。インターネットとつなぐことでスマートフォンやタブレット、パソコンから情報の閲覧、操作が可能。GUIの使用が可能な範囲は、インターネット回線が使用できる範囲に制限されている。閲覧できる情報は温度と湿度、心地よいと感じる温度など。各種モードの設定もGUIから行える。

https://youtu.be/TPpWOykQCYo
またWifiSwitchの取り付けに特別な知識は必要なく、動画を参考にすれば手軽に設置できるとのこと。本体が起動できれば内蔵されているLEDライトが点灯するので、スイッチを切り忘れていないかということもすぐに確認可能だ。これから日本で普及が考えられるサーモスタットの多機能製品「WifiSwitch」に注目したい。

WifiSwitch: Advanced energy saving thermostat device

カテゴリー: Next-genTech   

日向 ゆま

日向 ゆまAuthor

フリーランスの翻訳者兼ライターとして活動。専門はIT・マーケティング、ゲーム翻訳も担当。主にソーシャルメディアマーケティングに関する記事執筆と翻訳に携わる。また過去にVRの最新ニュース翻訳も担当。特にVR・AR・MRに興味あり。

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