体重管理デバイス「MODIUS」で
新しいダイエット体験を
世界中の人々がスリムで健康的な体型に憧れているものの、ダイエットの効果が表れるのには個人差がある。最近では神経科学により、体重の増量は脳によってコントロールされていると証明された。脳の働きを活用したダイエット方法とダイエット機器の普及が予想される。
脳の働きに作用する「MODIUS」
脳は体重を一定に保とうとする。空腹や新陳代謝といった体の変化に反応し、体重の増減をコントロール。無意識のうちに脳がダイエットに影響を及ぼしているのだ。急激に痩せてしまうと体重が減らなくなってしまうのも脳がコントロールしているため。飢餓状態だと思い込んで、体重を元に戻そうとすることが原因だ。
「MODIUS」はそういった脳の働きを利用したダイエット用のヘッドセット。脳の体重コントロールに関する問題を解決する。利用者すべての脳に適応する次世代のウェアラブルテクノロジーだ。空腹時は脂肪を燃焼しているが、空腹を維持するのは難しい。MODIUSは脂肪を燃焼しつつお腹の空きを抑えるので、体重増量の原因となる行為の防止にも役立つ。利用者が健康的に痩せられるように補助する役目を担う。
MODIUSはIndiegogoでクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げている。目標金額は50,000ドル(約550万円)。2017年8月8日時点でプロジェクト締め切りまで約1ヶ月を残して、すでに目標金額を上まわる78,000ドル(約858万円)以上の支援を獲得している。最小249ドル(約2.7万円)の支援でMODIUSヘッドセットを受け取れる。希望小売価格は499ドル(約5.5万円)なので、50%の割引価格で受け取り可能だ。ヘッドセットは世界中へ2017年10月に発送予定。本製品の性能に自信があるため、Indiegogoからの購入者で製品を気に入らなかった場合は返金可能とのことだ。
研究に裏付けされた機能
製品開発時のテストでは、MODIUSを使用して最大16%脂肪が減少した。さらにインスリンとレプチンがポジティブに変化して食欲が減少。インスリンはブドウ糖からグリコーゲンへの転換を促進して身体の血糖値を低下させるホルモン。インスリンはダイエットに一番関係があるホルモンだと言われている。過剰に分泌されると、インスリンが血中に残った糖を脂肪細胞に運ぶため肥満の原因に。MODIUSはインスリンをポジティブに変化するため、インスリンの急上昇抑制に期待できる。またレプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモン。脂肪量を一定に保つとされている。レプチンは食べ過ぎてしまうと脳に信号をだしてエネルギー消費を促す。レプチンがポジティブな反応を見せることでダイエット効果の上昇が考える。MODIUSを使用することで、ダイエットに効果的なホルモン2つの働きに作用して健康的なダイエットに期待できる。
さらにMODIUSは微弱な電気信号の波であるパルス信号を利用している。パルス信号が視床下部をダイレクトに刺激。視床下部は体重のコントロールを管理する部分だ。パルス信号で脳を刺激すると、脳が脂肪燃焼を促す信号を発信する。これにより新陳代謝が促され、かつ空腹は抑制する。空腹を我慢すると後に急激なカロリー摂取を引き起こしがちだが、MODIUSを利用することでダイエット中のドカ食いを抑制する効果が期待できる。
MODIUSはカリフォルニア大学の教授Jason McKeown氏とPaul McGeoch氏の力を借りて数年に渡り協力して制作された。脳の経路から引き出した予測をもとに、身体の重さに関する規則を導き出している。実績のある研究者の監修のもと作成された本製品は、運動や健康維持のためダイエットを考えているユーザーに新しい体験を提供する。
MODIUSはさらにテストを重ねて、精度の高い機能を研究予定だ。MODIUSはこれまでの体型維持方法とは全く異なるアプローチを実現することが予測できる。
シンプルで軽量なデザイン
MODIUSの使用時間は1日45分で良いとのこと。ヘッドセットなので頭に装着するだけで手軽に使用できる。頭全体を覆う大掛かりなデザインではなく、ヘッドフォンのようにコンパクトなので、軽量かつ持ち運びに便利な点も魅力。最近の調査では代謝率が注目されていることもあり、MODIUSは脂肪におけるエネルギー消費量の上昇を確認できる機能を搭載。MODIUSから情報を直接可視化するので、身体の変化を確認しながらダイエットに活用できる。
MODIUSは健康的なライフスタイルと合わせて使用することを推進されている。ダイエットは健康的な食事と適度な運動を組み合わせることで効果を発揮。無理なダイエットではなく健康的なライフスタイルと組み合わせて使用する最新技術搭載デバイスだ。