呼吸器チェッカー「ezOxygen」で運動時のパフォーマンスUP

呼吸器系は酸素を供給して人間が活動するのに必要なエネルギーを供給する。呼吸器系の働きを知ることは、運動時のパフォーマンス向上や健康維持に欠かせない。今回紹介する「ezOxygen」は呼吸に関するステータスを可視化して、さまざまなシチュエーションに役立てることができるデバイスだ。

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呼吸系のステータスを可視化する「ezOxygen」

ezOxygenはWiFiをとおしてiPadやスマートフォンといったスマートデバイスにつながる呼吸機能管理デバイス。ezOxygenを使用することで24時間いつでも呼吸のコンディションを確認できる。呼吸器系の1つである肺は酸素の変換ゾーン。食物の酸化やエネルギーの供給に必要だ。気管支といった呼吸道も呼吸をするのに重要な機能を果たす。呼吸器系は人間が体を動かすうえで重要な役割を担っている。呼吸のコンディション確認は運動時の使用以外にも、呼吸器系の病気を持つ人の健康状態確認に大きく役立つ。

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ezOxygen本体には超音波ホイッスル(Ultrasound Whistle)というでっぱり部分がある。この部分に息を吹きかけることで呼吸機能のステータスを可視化。ezOxygenと接続しているスマートフォンやiPadからデータを確認できる。クラウドでデータを更新するので、データの保存やバックアップに優れている点もポイントだ。

本体重量は102gと軽量に設計されていて持ち運びに優れている。バンドを使えば腕に取り付けることもできるので、ランニングなど運動時でもすぐに取り出して使用できる。また、呼吸チェックで息を吹きかける超音波ホイッスルは簡単に取り外し可能。本体から外して隅まで洗浄できるので、常に清潔に保つことに優れている。

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ezOxygenから取得したステータスのデータは、スマートフォンやiPadにダウンロードしたアプリで確認できる。さまざまな数値がアプリに表示されるので、その数値を正しく認識することが重要だ。呼吸系のコンディションに関するデータは次の3つ。

PEE(Peak Expiratory Flow)
利用者が吐き出す息の最大速度を指す。気流が気管支を流れるときの閉塞度を可視化するのに役立つ。

FEV1(Forced Expiratory Volume in one second)
1秒間の努力性肺活量を示すデータ。努力性肺活量とは胸いっぱいに息を吸い込んで息を一度に吐き出したときの空気量を指す。

FVC(Forced Vital Capacity)
努力肺活量を示すデータ。肺活量テストで吐き出した空気の全体量を指す。FEV1と異なるのは、1秒間ではなく全ての空気を吐き出したときのデータを可視化する点。

多彩な活用シチュエーション

ezOxygenの開発側は「スポーツ」、「シンキング・スピーチ」、「ヘルスケア」という3つのシチュエーションでの活用を提案している。

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運動時の使用では、呼吸機能をリアルタイムにアプリを通して評価する。おすすめはスポーツをする前に使用すること。FVCはスポーツ中の酸素蓄積量を示し、PEEとFEV1は気道の筋肉が瞬時に提供できるエネルギー量を示す。FVCの数値が高いと、水泳をしているときなどに息継ぎが長く続くので体力持続の目安になる。

バスケットボールやジョギング、マラソンといった運動中は呼吸機能が強いと体力が持続しやすいので、「もう少し長く運動しよう」や「少し激しい運動に切り替えよう」といった挑戦をしやすいという側面がある。ezOxygenアプリの数値を確認することで、現時点でどれほど激しい運動ができるかという計画を立てることに役立つ。とくに呼吸器官系が弱い人は、ezOxygenを使用することで安心してスポーツに挑戦できる。

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歌やスピーチの練習中もezOxygenの使用が推奨されている。声を発するときは筋肉で声帯の振動をコントロールする。また気流は音を空気にのせるために必要だ。FVCは歌っているときや話しているときの空気を貯蓄する範囲を示す。FVCが良い数値だと、激しいヒップホップソングや歌詞が長い部分を歌っているときに息が長く続くことを実感するはずだ。

FVCが高い数値を示すことで、声量が大きいということも分かる。練習のたびにezOxygenを使用してFVCをチェックすることで、息の持続度や声量が強化しているか確認できる。

もう1つezOxygenの使用がすすめられているシチュエーションはヘルスケアだ。喘息や呼吸器疾患を抱えていると、運動中に呼吸が困難になるのではないかと不安を持っている人がいる。運動開始前と後にezOxygenを使用してPEFの数値を確認する。数値の変動具合で薬が必要かどうかということが可視化できる。また運動中に休憩したときに、休憩から戻る適切なタイミングを知ることにも役立つ。

大気状況データも取得

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ezOxygenはGPSベースの大気状況データを取得するので、アプリでいつでも確認可能。利用者の体だけでなく周囲の状況も可視化して、体を動かしやすい環境を知ることに役立つ。

また利用者に許可された人はアプリをとおしてezOxygenのデータを確認できる。呼吸器疾患を持つ家族や恋人がいる場合はアプリをとおして状況確認できるので、プレゼントとしてezOxygenを贈ることも開発側からすすめられている。

ezOxygenは現在Kickstarterでクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げている。プロジェクトは2017年8月16日にクローズ予定。目標金額は70,000ドル(約770万円)だ。59ドル(約6千円)の支援からezOxygenのセットを受け取れる。製品は世界的に発送予定だ。

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カテゴリー: Next-genTech   

日向 ゆま

日向 ゆまAuthor

フリーランスの翻訳者兼ライターとして活動。専門はIT・マーケティング、ゲーム翻訳も担当。主にソーシャルメディアマーケティングに関する記事執筆と翻訳に携わる。また過去にVRの最新ニュース翻訳も担当。特にVR・AR・MRに興味あり。

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