AIサービス活用に期待が高まる。ソフトウェア開発現場ではしかし、「プロセスやツールへの非対応」「AI出力結果のばらつき」といった課題があり、それらのアウトプットをそのまま成果物として活用することが難しいケースもあるという。
デンソークリエイトは2月27日、要求定義から設計・実装・レビュー・テストまで、開発工程を横断して支援するAIエージェントプラットフォーム「DC Agentiqs(ディーシー・エージェンティクス)」の提供を開始した。同基盤は、工程ごとの部分最適ではなく、開発プロセス全体を一つの流れとして捉え、継続的に活用できる仕組みを提供する。
①開発品質を前提としたAIエージェント基盤、②ワークフローによる再現性の確保、③組織で進化するAI活用、④デンソークリエイト製品の知能化といった特長を備えている。DC AgentiqsはHITL(人間が自動化に関与)、長期記憶、根拠提示、履歴活用(RAG)などを標準搭載し、長期プロジェクトでも文脈を維持した支援ができ、設計ツールやOffice製品等と連携して成果物作成を実務レベルでサポートする。
AI処理とルールベース処理を組み合わせたワークフロー機能により、タスクを構造化。利用者やタイミングに依存しない、一定水準のアウトプットを達成する。網羅性、再現性を確保しつつ、AI活用により生産性を向上させられる。AIエージェントやナレッジ、ワークフローはチームで共有可能であり、個人の工夫を組織資産として蓄積し、プロジェクトを重ねるごとに精度を高めていくという。
同基盤は、設計ツール「Next Design」、レビュー議事録作成ツール「Lightning Review」、工数管理・プロジェクト管理ツール 「TimeTracker」といった同社製品にて、設計・レビュー・管理の資産を活かしながら、開発プロセス全体の知能化を実現するとのことだ。