2007年に超高齢社会に突入した。日本では65歳以上の人口割合が今も増え続けていて、介護需要の高まりに対する介護人材の不足は深刻化――。介護業務はIT活用による効率化の途上にあって、スタッフ間の情報共有や連携に手間を要する現在、対応の重複などが生じ、未だ負担が大きいという。
OKIとボイットは17日、人手不足が切実な介護現場の業務負担軽減を目的に、前者の高齢者見守りソリューション「WatchOverSmart」と、後者のAI搭載インカム「VOYT CONNECT」の連携を開始した。これにより、入居者の離床予兆などのアラートがインカムへ通知され、介護スタッフは音声とテキストでの情報共有が容易になる。
同ソリューション(TAISコード:02198-000001)は離床の予兆などを検知・通知することで、見守り業務の負担軽減と事故リスク低減を支援する。夜間巡視回数が3割削減された導入事例もある。一方、スマホアプリをインストールするだけで使える同インカム(TAISコード:02221-000001、02221-000002)は、導入後に平均歩数が約25%削減された実証実験結果を有する。
今回の連携により、介護施設において、要"駆けつけ"情報はスタッフ間で即時共有され、対応の重複や抜け漏れによる無駄な移動が大幅削減される。WatchOverSmartは薄型センサーマットでベッド上の体動変化を高精度検出するため、不要な駆けつけ対応を低減する。ボイットコネクトはハンズフリーでのコミュニケーションを可能にし、介助中等に音声で情報共有が完結する。
介護ケアの質向上にも貢献する。今般の仕組みを「CareTEX東京'26」にて詳細説明・デモ予定だという。両社は今後、さまざまなIT機器との連携を拡大し、介護現場でスタッフがよりケアに集中できる効率的な働き方の実現に資する、サービスの提供に取り組んでいく構えだ。