荷主や消費者ニーズが高度化・多様化し、多頻度小口輸送の発展等がみられる。そこでドライバー不足、物流費の上昇、CO2削減など様々な課題を抱えている。近年の物流業界では、効率的な輸送ルートの構築やモーダルシフトの一層の進展が期待されているという。
JPRは小林製薬とDr.ルルルン、そして関光ロジNEXTと連携したモーダルシフト・共同輸送を昨年12月1日より行っている。この取り組みは船舶モーダルシフトによるCO2排出量削減やトラック運転時間の削減、各社の製品を混載することによる積載率の向上、最適なラウンド輸送ルートによる高い実車率を実現するもので、国土交通省より総合効率化計画として認定を受けている(同省PDF中No.609)。
小林製薬(日用雑貨)、Dr.ルルルン(フェイスマスク)の四国発関東向けの輸送は、出荷ロットが20tトレーラー単位でなければ積載効率を上げられず、輸送コスト面から海上輸送ができなかったが、今回、各社で手配していた陸上輸送分を14mセミトレーラーに混載することで、コストを抑えつつ海上輸送へシフトすることに成功している。関光ロジNEXTが全行程の輸送を担い、海上輸送はオーシャントランスの北九州⇔徳島⇔東京航路を利用している。
自社(レンタルパレット)を含む3社の輸送をマッチングし、物流拠点を効果的に廻ることで、実車率99.4%を達成できる。船舶へのモーダルシフトや輸送の効率化により、個社での輸送と比べ、年間CO2排出量が約29.5t(20%)低減。長距離陸送の海上シフトで、ドライバーの年間稼働時間が約843時間(65.9%)削減できると想定され、労働環境の改善効果も望めるという。
積載製品の輸送ルートとパレットの供給ルートが重ならない場合、双方の組み合わせによって往復・ラウンド経路の形成機会となりうるという、JPRは、多彩な企業と共同輸送の取り組みを推進していく所存だ。