印刷業界の業務効率アップと全作業流域でのデータ統合を可能に

米国カリフォルニア州で開催されたイベントにて発表された。1,000人超の業界リーダーに向けて行われたそれは同イベントの20周年記念とも重なり、過去20年間におけるデジタル印刷の著しい進歩と、印刷業界の将来に向けた当社の継続的なビジョンを共有する場になったという。

HPは今年5月、「Dscoop Edge Long Beach」にて、新しいインテリジェント・オートメーション機能を搭載した「HP Nio」に加え、「HP PrintOS」「HP Site Flow」「HP Brand Centre」の新機能を披露した。革新的なデジタル印刷機「HP Indigo」による実演もあった、これらは日本でも順次提供予定だという。業務効率の向上とワークフロー全体のデータ統合を可能にする次世代の印刷業界向けAIエージェントであり、PrintOSを基盤とする――

「HP Nio」は、リアルタイムな知見と予測分析の提供により、印刷リソースの最大化と生産性アップを実現するデータ主導インテリジェンスにより顧客の事業を支え、成長への新たな道を切り拓く。PrintOSと直接連携し、リアルタイムのデータ、生産に関するインサイト、都度必要な情報を一か所にまとめて表示。関連ツールを使用することで、印刷に特化した専門的なガイダンスを提供する。

それは今後、「HP Site Flow」など他のPrintOSアプリとの統合により、印刷ワークフローの自動化支援や、スマートで実用的なネクストアクションの提案ができるようになるという。

同社は、製品カタログの管理と共有の効率性を高め、オンボーディングの迅速化等を可能にする「HP Brand Centre」の改善と普及を進めていて、今回これに4ブランドを追加。これにより、競争の激しい市場で収益の拡大、業務の迅速化、可視性の向上、管理の簡素化などのメリットを享受できるようになるとした。