法人向けブラウザーで構内外からのアクセスを生産的かつ一層安全に

リモートワークやハイブリッドワーク、SaaS利用がトレンドになっている。新しい働き方が増えている。一方で、サイバー攻撃の手口は高度化・巧妙化していて、時代に即したセキュアな環境の整備が急務となっている。特に、拠点規模が限られ、リモートワーク中心の働き方を推進する企業においては――

自宅や外出先、サテライトオフィスなどからSaaSを介して社内リソースにアクセスする機会が増えるため、サイバー攻撃のみならず、データの不正持ち出しによる情報漏洩などにも気を配る必要がある。昨今、これらのリスクに対し、SaaS利用の生産性や利便性を損なうことなくセキュリティ対策を確実にするソリューション――エンタープライズブラウザーが注目されているという。

キヤノンITSは18日、ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして米国Mammoth Cyber社のエンタープライズブラウザーの提供を開始した。「Mammoth Cyber Enterprise Browser」は、ブラウザー自体に堅牢なセキュリティ機能を持たせ、ブラウザー単体で情報漏洩防止などのセキュリティ対策を現実化する。社内システムやSaaSへのアクセスをこれ経由で行うことにより、アクセス制御や監視を実現する。

同エンタープライズブラウザーは、「ブラウザー利用時のセキュリティ向上」「VPN接続不要で容易にリモートワークを実現」「アクセスコントロールで不正持ち出しを抑止」が特長だという。

同社は、ITインフラの全領域に対応するサービス「SOLTAGE」ブランドの下、クラウドセキュリティをはじめとするサービスラインアップの拡充に今後も継続して取り組む。時代とともに変化し巧妙化するセキュリティリスクから重要データを守り、情報漏洩対策に課題を抱える顧客をワンストップで支援する、新サービスやソリューションを提供していく構えだ。