企業内ネットワークの状況状態をリアルタイム監視しユーザーを快適に

IT(情報技術)システムは競争力を左右する。昨今、企業におけるデジタルシフトの加速やリモートワーク普及にともない、生産性向上や業務効率の改善に向けたDEX(デジタル従業員エクスペリエンス)の向上および関連ソリューションへの注目が高まっている。

快適なIT環境を提供し、DEXを向上させる取り組みは、企業の成長を加速させるうえで極めて重要だという。日立ソリューションズは5日、企業内ネットワークや広域ネットワークのアクセス状況を監視・分析し、障害の発生箇所や影響範囲を従業員が利用するデバイスにリアルタイム表示する「ネットワークパス自己監視サービス」の提供を開始した。

同サービスは、「Cisco ThousandEyes」を活用して、ネットワーク構成やアクセス経路のオブザーバビリティ情報を収集・分析し、障害発生状況を従業員が利用するPCやモバイルデバイスなどにわかりやすく表示する。そうして、従業員のネットワークにつながらないストレスや不満を緩和し、DEXの向上を支援する。

ITサポート部門では、障害の発生箇所や影響範囲を特定し周知することで、従業員からの問い合わせが減るため、復旧作業に専念できる。新サービスは、「ネットワークアクセス状況をリアルタイムで分析し、障害の発生箇所や影響範囲を特定」「障害発生箇所を従業員にいち早く知らせることで、ストレスや不満を緩和」「ITサポート部門の問い合わせ負担を軽減」「障害発生箇所と影響範囲を特定することで、早期復旧を支援」といった特長を備えた。

上記Cisco製品の導入支援やトレーニング、技術サポートを提供してきて、ITサポート部門向け情報を一般従業員にもわかりやすく伝えられるサービスを今回新たに提供することにしたという。同社は今後も、これまで多くのクラウドサービス導入を支援してきた豊富な知見とノウハウを活かし、企業経営のDEX向上に貢献していく構えだ。